2018年10月22日(月) 校長講話

校長講話がありました。

 

音楽会で、皆さんは素晴らしい演奏をしましたね。

学年や学校全体でまとまって演奏できたという、満ち足りた気持ちを味わうことができたでしょう。

音楽は、人を感動させます。その理由をいくつか考えました。

私は、演奏した音がすぐ消えることがその理由の一つかなと考えています。

「最高の演奏をしよう」と完成を目指して練習を積み重ね、心を合わせる。

そして完成した演奏・音は、すぐに消える。そのことが分かっていても完成を目指して努力する。

そんな一人一人の心が、聴く人を感動させるのでしょう。

同じことは、みんなが一生懸命取り組んでいる掃除にも言えるのかもしれません。

どんなにきれいに掃除をしても、いつかは汚れます。

でも、そのことが分かっていても、「できるだけきれいにしよう」と最高の掃除を目指すことが、

みんなの気持ちを磨き、人として成長させてくれます。

 

前回の校長講話では、「無言清掃に取り組みませんか」というお話をしました。

おしゃべりしないで掃除をすると、「気づく力」「考える力」「感謝する気持ち」が身につきます、というお話をしました。

学年集会を開いた学年や、学級で目標を決めて取り組んでいるクラスもあります。

みんなの様子を見ていると、がんばって清掃に取り組んでいることがわかり、大変うれしく思っています。

今日は、日頃から「無言清掃に熱心に取り組んでいる」五年生・六年生に、「無言清掃に取り組んでみて、思ったことを発表してもらいます。

 

≪5、6年の感想のまとめ≫

・集中して掃除をすると早く終わる。その分、すみずみまできれいにできる。

・自分の分担が終わって,友だちのところを手伝うことができた。「ありがとう」と言われて、これからもがんばりたいと思った。

・学校がきれいになって気持ちがいい。気持ちもすっきりする。

・必要なことも話せないので、完全に無言清掃をするのは難しい。でも、静かだときれいになる。

・先生がいないとしゃべってしまうので、呼びかけて無言清掃ができるようにしたい。

 

ありがとうございました。

無言清掃に取り組む中で、様々な事を考え、気づいていることが伝わりましたね。

続いて,二人の先生に、掃除に対する思い・願いをお話ししてもらいます。

(3、4年生の先生から、無言清掃は、最後は人を大事にすることにつながるということや、うまくいかないことがあって変わりたいと思ったら、本気で清掃に取り組むとレベルアップするということを話してもらう。)鍛えるための掃除、人として成長する掃除、二人の先生の、掃除に対する熱い思いが伝わりましたね。

無言清掃に取り組んだり、学習にしっかり取り組んだり、実力を身に付けて、12月27日の終業式を迎えましょう。

 

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