2019年11月13日(水) 校長講話 「礼儀は『心の豊かさ』を示す」
校長講話がありました。
おはようございます。
さて、9月20日から11月2日まで、日本でワールドカップが開かれました。
皆さんもラグビーの試合を見た人が多いと思います。
(ニュージーランド代表チームが、試合後にお辞儀をしている画像を提示)
この写真を見てください。ラグビーのニュージーランド代表チームが、試合の後に観客にお辞儀をしている所です。
このワールドカップの試合後に、お辞儀をする外国チームが増えてきたそうです。
外国には、お辞儀をする習慣はありません。なぜ、お辞儀をする国が増えたのでしょうか。
ニュージーランドなど、外国のキャプテンがこう言っています。
「日本の観客は、最後までマナーよく一生懸命応援してくれる。だから日本の観客に感謝の気持ちを表したかった」
また、いつも日本の代表チームは、試合後に自分たちが使ったロッカールームをきれいして帰ります。
外国のチームの選手達がそれを知って、日本チームの真似をして、ロッカールームをきれいに片付けて帰っていくようになったそうです。
世界のラグビーチームが、日本の良いところに気づいて、真似をしてくれるって、私たちとしてもうれしいことですね。
さて、「お辞儀ができる」「あいさつができる」「自分が使っている場所をきれいにできる」この三つは、
皆さんも毎日、努力していますね。
先週、「○付けボランティア」のみなさんが、職員室の前で待っていた時、
そこを通りかかった4年生の皆さんが「おはようございます。いつもありがとうございます。」と
一言付け加えたステキなあいさつができました。
清掃も「無言清掃」に取り組んだり、すみずみまできれいにしている学年・学級が増えてきました。
放課後の教室を見ても、少しずつ整頓されてきている教室が増えてきました。
友達同士の会話の中でも「ちくちく言葉」ではなく「ふわふわ言葉」を使おうと努力している皆さんが増えてきました。
「あいさつをきちんとできる」「自分たちが使った場所をきれいにする」「お友だちにやさしい言葉を使う」
これは、「自分も、周りの人も気持ちよくなる」つまり「礼儀正しさ」です。
さて「礼儀」の「礼」という字は、元々「禮」という字です。
この字は「心の豊かさ」を「示す」という意味です。
「礼儀正しさ」つまり「挨拶をする」「お辞儀をする」「整理整頓や清掃をきちんとする」「お友だちに優しい言葉遣いをする」このことは、その人の「心の豊かさ」を示します。
城下小学校の皆さんには、「心の豊かな人が増えてきました」これからも、さらに「自分自身の心の豊かさ」を増やしていきましょう。