2013年4月 4日(木) 平成25年度 第67回入学式 式辞

 

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 校庭の桜のつぼみもほころび、昇降口の桜は満開の時を迎え、春を告げる野辺の草花も、可憐な花の色どりが増してくるよい季節となりました。

本日ここに、本校の教育活動を支えていただいております、上田市議会議員の皆様をはじめ、大勢のご来賓の皆様、PTA会長 荻原 弘道 様、新入生保護者の皆様、上田市教育委員会 丸子地域教育事務所長 水野 一徳 様のご臨席を賜り、平成25年度 上田市立丸子中学校 入学式を、盛大に挙行できますことを、職員一同大変嬉しく思うと同時に、関係の皆様方に心より御礼申し上げます。

 

 さて、九十八名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 

私達は皆さんの入学を心よりお祝いし、お迎えします。皆さんは今日、昇降口の校名と校章を仰ぎこの校舎に入ってきました。それは、丸子中学校の生徒として第一歩を踏み出し、小学生であった自分に節目をつくったということです。そこで、今日から中学校生活がはじまりますが、皆さんがより充実した中学校生活が送ることができるように、私から三つの願いをお話しします。

 

  そのひとつは、日常生活を大事にするということです。本校では部活動の大会や登山、文化祭など、沢山の行事や場があります。その行事や場を通して学び、成長していく皆さんでありますが、中学校生活のほとんどは学習を中心とした普通の日々が続いていきます。ごく当たり前の普通の日々をこそ工夫し、鍛え、磨いていくことが、平凡な日々を豊かに耕すこととなり、よってそこからすべてが成り立ちます。逆に生活を大事にできなければ、何の向上もありません。ですから、この普通の日、日常生活を大事にしてください。そのことが、中学校生活を充実させる一番の基になります。

 

  ふたつめは、友と協力し、助け合うことです。まわりの人はどう考えているのか、どうしたら友達と仲良くなれるのか。この学年はどのようになっていくのがよいのだろうか。自分のやらなければならないことは何なのか、自分の責任を果たしながら、力を合わせながら、よりよい学年、学級をつくってください。

 

 みっつめは、一歩前に踏み出すということです。言われたからやる、言われたことしかやらない、そういう考え方から、自分でよりよいものを求めていく中学生になりましょう。自分から挨拶をする、自分で朝起きる、自分から机に向かう。気づいて進んでやる自分へ、求めて学び、進んで取り組む自分へと、気持ちを一歩前に踏み出しましょう。

 

 今日から気持ちを中学生の気持ちに切り替えてください。日常生活を大切にする、友と力を合わせて協力する、一歩前へ踏み出す。このみっつのことを今日から心がけましょう。

 

 ご来賓の皆様におかれましては、常日頃から本校の教育活動にご尽力を賜り、誠にありがとうございます。今後も、一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

新入生の保護者の皆様、お子様のご入学、おめでとうございます。

 

 職員一同、心をひとつにして、お子様がよりよい中学校生活が送れますように努めて参ります。中学校の三年間はご承知のように、またたく間に過ぎていきます。そこで、お子様の成長に合わせ、時にはご心配されることもあるかと思います。そのような時にこそ、保護者の皆様とともに、よりよい指導や支援ができますように、取り組んで参りたいと思います。ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 新入生の皆さん、今日のこの気持ちを忘れずに頑張って行きましょう。皆さんの活躍を期待しながら、式辞といたします。

 

                          平成二十五年四月四日

上田市立丸子中学校長 土屋 敏行