2010年10月14日(木) 6年生社会「渋染一揆」

四中ブロック教職員人権同和教育後期研修会が城下小学校で行われました。
公開授業は、3年生の「フロアボール」と、6年生の「渋染一揆」です。
6年生は、どんどん手の挙がる授業でした。
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岡山藩から出された倹約令と別段御触書について、分からない言葉の質問がいっぱい出て、内容を理解することに役立ちました。
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別段御触書を出された人の気持ちを考える場面では、
「百姓と同じように年貢を納めているのに、どうしてこんなめに合わなくてはいけないの。」
「百姓に会ったら、げたをぬいで裸足になって、おじぎをするなんて、いやだ。」
「なんで差別されるの。」
というような、不当性を訴えるものや怒りにも似た気持ちが出されました。
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「この別段御触書を守らないと、もっとひどいことをされる。」
という意見に、先生が「守らなかったら、どうなる?」と、問い返し、
いろいろな人から、「牢屋に入れられる。」「打ち首。」などの声が聞こえました。
さらに、先生の「みんななら守る?」の問いかけに、
「守らない。」
「守らなかったら、もっと重い罰だよ。」
など、口々に自分の思いが出されていました。
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後の研究会では、「ここのところで、子どもたちが意見を言い合えばよかった。」
「嘆願書を書いてみる前に、自分だったら、どんな行動に出るか、考えさせるのもよい。」
というような意見が出されました。
城下小学校の子どもたちの学習への前向きな様子、先生の授業への情熱や工夫など、参会者の皆様からたくさんのお褒めの言葉をいただきました。
ありがとうございました。