2022年2月25日(金) 教科学習(理科)(3年)

理科では重さの勉強を行っています。この重さの単元では主にどちらが重いかを考える量感、形を変えても重さは変わらないこと、物が塊の場合とバラバラにちぎった場合とでも重さが同じであること、物の形や大きさが同じでもその物の質によって重さが異なること、量る天秤の使い方などを勉強します。

 

大人は生活経験が多いので当然だと思うことも、子どもにとってはどうしてそうなるの?と思うことが多いです。例えば、物の形を変えても重さが変わらないということを学習する場面では、形が長く伸びると何となく軽くなっているのではと感じるようで、同じ粘土でも長く伸ばすと軽くなったと発表することがありました。塊とちぎった場面でも同じで、ちぎった方が軽いと感じている子どもが大勢いました。同じ大きさ、同じ形であっても、物の質によって重さが違うということも学習しました。木材と鉄では、それらを持つとハッキリと重さが違うということがわかり、「こんなに重さが違うんだ。」「同じ形をしているのにね。」と会話する姿も多くありました。これまでの固定概念を覆すような事象と出会うと、クラス全体が驚き盛り上がります。そんな事象の出会いを、理科学習で大切にしたいと思います。

 

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塩のケースと砂のケースを持っています。

この後、手のひらにそれらを載せて重さを予想し、測定していました。

 

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同じ体積のプラスチックや鉄をもって重さを感じています。

同じ体積であっても、物質が異なると重さも異なると理解できました。