2023年11月 6日(月) 2学年薬物乱用防止講演会

 学校薬剤師の先生をお招きし、2学年で薬物乱用防止講演会を行いました。「お酒は20歳を過ぎてから」「薬の正しい使い方」等についてお話をお聴きしました。

 子どもはまだ体が完成していないのでアルコールの害を大人よりも受けやすく、体の成長だけでなく心の成長にも影響があること、また、子どもは、分解酵素の働きが弱く、急性アルコール中毒になりやすいこと、お酒を飲み続けると肝臓や脳への影響があることや、飲まずにはいられないアルコール依存症の形成につながることなど、健康への影響についても学びました。

 危険ドラッグについては、健康に良さそうなことをうたって販売されているのでだまされないように気をつけることや、一度の過ちが一生を狂わせてしまうので、誘われてもキッパリと断る勇気をもつことがとても大事であることを教えていただきました。

 また、辛い気持ちになった時などに手軽に手に入る市販薬を、嫌なことを忘れるために多量に飲むこと(オーバードーズ)は深刻な問題であること、薬は安全に効果を発揮するためには決められた量を守って服用すること、薬の飲みすぎは危険であることを教えていただきました。心が苦しい時は、迷わず相談する事が大事であり、状態が悪化する前に手を打つことが必要であると教えていただきました。


〈生徒の感想から〉  

・元々お酒やタバコは未成年ではできないし、薬物は手を出してよいものではないと親から教えられているのでいけない事と知っていたけど、現実は中高生で手を出している人が多いと聞いて驚きました。一度手を出すと依存症になってしまってやめたくてもやめられない体になるので、飲みすぎや悪いことをして自分の人生を終わりにしたくないです。そして、家族や友達にも害を与えてしまうので気を付けたいです。これから社会に出て色んな付き合いがあると思うけど勇気をもって断れる大人になりたいです。

・普通にそこらへんに売っている普通の薬でも規定の量以上を飲むと薬物乱用になると聞いて驚きました。薬物乱用は勿論やってはいけないことだけど、結構身近にそういうのがあって、どこかにオーバードーズをやっている人がいるというのを頭の中に入れておきたいです。そして、そういう人がいたら寄り添ってあげたいです。お酒について、少しだけなら楽になるというのは初めて聞いたので少し驚きました。国によって年齢制限が違う、ということも覚えておきたいです。

・やっぱりお酒は大量に摂取すると体に悪いということが分かったので、父に飲みすぎないように注意したいと思いました。そして、薬物乱用はなんでやってしまうのか少し疑問だったのですが、今日のお話を聞いて、やはり、不安やうまくいっていないことがあると、現実を忘れたさに乱用やオーバードーズをしてしまう人が多いんだなと思って疑問がとけました。そして、オーバードーズをしている若者の割合が他の薬物の中でもダントツに多いのにびっくりしました。やはり、身近で手に入るものだからでしょうか・・・。色々と考えさせられる問題でした。私は、絶対に薬物乱用はしないと誓いたいです。

・薬物乱用講演会を開いていただいてありがとうございました。自分は20歳になったらお酒を飲みたいと思っています。CMでもおいしそうにやってるし、親もおいしそうに飲んでいるからです。しかし、20歳になるまでもちろん飲んではいけないし、飲める歳になったとしてもいっき飲みなどの危険なことはしないようにしようと改めて思いました。薬に関しても、自分自身で危ないものかそうでないものか正しく見極め、自分の身を守っていきたいです。また、これらのことを勧められてもきちんと断れるような人間になりたいです。

・未成年の時には大人や先輩にお酒をすすめられたとしても勇気を出してきっぱりと断れるようにしたいと思いました。また、大人になってからも急性アルコール中毒や依存症にならないように適度な量を楽しむようにしたいです。市販薬を接種しすぎるとオーバードーズになってしまうと知り、怖いと感じました。しっかりと決められた量を飲むようにしたいと思いました。絶対に違法薬物に手を出さないようにしようと改めて思いました。また、悩んでいる友達がいたら話を聞いて寄り添ってあげたいと思いました。