2023年11月10日(金) 3学年薬物乱用防止講演会

 学校薬剤師の先生をお招きし、3学年で薬物乱用防止講演会を行いました。「危ない薬物 NO DRUG 、 KNOW DRUG」「薬の正しい使い方」等についてお話をお聴きしました。

 大麻、コカイン、覚せい剤、幻覚剤(LSD、MDMA)、その他(アヘン、コデイン)などの違法薬物の種類や害について、薬物を始めるきっかけとしてインターネットでもどこでも手に入るものであることや皆がやっているなどと誘われて始めてしまい、簡単にはやめられないなど依存症のメカニズムについて教えていただきました。

 成長期の乱用は脳や身体の成長だけでなく心の成長も止まり、健康な大人になれないばかりか家族・信頼を失い、自分の未来をダメにしてしまう、失うものは大きいと話されました。

 また、カフェインの取り過ぎはよくないこと、脳が疲れるので眠くなったら寝て身体をいたわること、スマホはとりこになると立派な依存症であり、麻薬と同じであること、健康的な生活を送ることが大切であると話されました。

 最後に、薬物に手を出さないためには、薬物について知ること「NO DRUC、KNOW  DRUC」と教えていただきました。


〈生徒の感想〉

・薬物なんて自分に関係ない!これから先も係ることはないから大丈夫と安心している部分があった。しかし、意外にも身近に潜んでいる場合もあると知った。綺麗な見た目や食欲低下という副作用によるダイエット効果など宣伝文句で女性でもやってしまう人が多いと知った。やはり怖いのはその依存性である。その後の人生をめちゃくちゃにしてしまうのに、依存によってそれすら考えられなくなってしまう。昔は普通に使われていた、他の国では良いという逃げ道を探す、しかし、所持していただけで死刑という国もあるようにやはりとても危険なものであることに変わりはない。依存というのは薬物だけではない。スマホやカフェイン、市販薬も依存性はある。そのことを頭に置いて気を付けていきたい。

・薬物を使うと一時的に気分は良くなるが、切れ始めるとイライラや不安などの症状が起き、それをおさめようと薬を使うスパイラルができて、どんどん使う回数が増えていくので依存性があった。また、注射器を使いまわしておこる感染症などの被害があると分かった。国によっては合法な所もあった。一回の使用でも体への悪影響があると分かった。薬物以外にもスマホやカフェインによる依存性もあり薬物じゃないから大丈夫というわけではないと分かった。市販薬でも飲みすぎは良くないと分かった。自分の将来をなくしてしまう薬物は使ってはならないと改めて分かった。

・薬物は、軽い気持ちで始めてしまうと取り返しのつかないことになってしまうという事が分かりました。薬物を始めるきっかけは、交友関係が多いと知り、もし、誘われたとしてもしっかりと断り、薬物の危険性について知ってほしいなと思いました。また、薬物は、正しく使用すると痛みにしっかりと効くものもあり、正しい知識を身につけることが大切だと思いました。カフェインは取りすぎると体に害になり、スマホは依存してしまうと目が悪くなったりと、身近なものでも使い方しだいで危険なので気を付けたいと思いました。

・薬物は、依存性が高く1回使ってしまうとやめられなくなってしまう。中毒性があることを知ったので絶対に使いたくないなと改めて思いました。薬物はいいように使うと色んな薬にあることを知って薬物としてではなく病気を助ける薬として使えるようになればいいなと思いました。身近な飲み物や薬は飲みすぎてしまったり使いすぎると体に良くないことを知ったので、使用していい量を調べたりして適切な使い方をしたいなと思いました。

・フラッシュバックみたいなのが一番怖いと思った。治ったと思っても、ふとした瞬間に薬を使っていた感覚を思い出してしまうというのが、一度使ってしまったら一生ついてくるみたいな感じで抜け出せないんだなと思った。自分からは薬に手を出すことはないだろうけれど、自分は意思が弱いから周りに誘われてしまったらどうなるんだろうと不安に思ってしまった。でも、ちゃんとダメなことはダメと線引きをして、そういう人とは関わらないようにしていきたい。また、オーバードーズとか簡単にできてしまうものにもちゃんと自制心を働かせてしないようにしたい。