2023年11月24日(金) 1学年薬物乱用防止講演会

 学校薬剤師の先生をお招きし、1学年が薬物乱用防止講演会を行いました。「タバコの害~大人になったら吸っていいの?」「薬の正しい使い方」についてお話をお聴きしました。

 タバコには体に悪い200以上の有害物質が含まれていて、40~50の発がん性物質が含まれていること、たばこを吸うとニコチンが主に心臓や血管に作用し血管を縮めてしまうこと、一酸化炭素は血液中の酸素が薄くなり運動力の低下、記憶力の低下、血圧の上昇や手足のしびれ等をおこすそうで、体温が低下するサーモグラフィーの写真を見せていただきました。スモーク人形のカートリッジを見たり喫煙者と非喫煙者の肺の写真を見たりして、発がん物質であるタールもタバコに含まれていることも教えていただきました。主流煙より副流煙の方に有害物質が多く含まれていることや、母体の喫煙でへその緒が縮んでしまうこと、胎児、乳幼児、小児への影響があることをお聴きしました。

 10代の喫煙はニコチンによって短期間に依存が発生してしまうそうです。生徒たちは、自分自身や家族の健康について改めて考えていました。


【生徒の感想から】

・自分も祖父がヘビースモーカーで肺がんになり、だいぶ前に亡くなりました。祖父には、タバコをやめてくれと何度も言いましたが、全然やめてくれませんでした。ニコチンがタバコに含めれているからやめられなかったのだと今回の講演でわかりました。自分は、20歳になっても体にすごく悪いものなので、絶対に吸わないようにします。

・この講演を聞く前のタバコのイメージはただ、体に悪いという、どのように体に悪いのかを考えていないようなイメージでした。ですが、この講演を聞いて「ニコチン」という体力や記憶力を低下させてしまうものや「一酸化炭素」という血圧を上げてしまうもの「タール」という発がん性のある、とても体に害のある、できれば、身の回りからなくなってほしいものというイメージへと変わりました。「オーバードーズ」というのは、何となくテレビで聞いたことがあったのですが、「市販薬などで簡単にできてしまうもの」というようなことを聞いて、とても怖いと思いました。これからも、「絶対に薬物乱用なんかしたくない」と思える素敵な講演会をありがとうございました。

・私が今日の薬物乱用防止講演会を聞いて驚いたことは、昔は「タバコを吸ったことがある人」と聞くと10人ほどが手を挙げていたということと、主流煙より副流煙の方が有害という事です。私は、タバコは20歳からが当たり前と思っていたけど、昔は中学生から吸っている人もいたということを聞いて驚きました。もう一つ驚いたことは主流煙より副流煙の方が有害という事です。自分は吸っていないから大丈夫と思っていたけど、副流煙はお店の外などでタバコを吸っている人がいると自然に体に入ってきちゃうから気を付けたいです。タバコを吸っている人は気持ちがよくなったりするけど、周りの人にも迷惑がかかっているかもしれないからできるだけ周りに人がいない所や迷惑が掛からない範囲で吸うことが大切なんだなと思いました。

・父がヘビースモーカーで私には害がないと思っていたけど、有害な物質が約3倍含まれていると知りました。身近なものの安全だと思っているものも摂取のやり方や量を間違えると命に係わる有害なものになると分かったので気を付けたいです。父にタバコの危険を伝えてやめてほしいし、自分もタバコなどの有害なものを摂取しないようにしたいと思いました。

・僕は、今日の講演を聞いて「タバコはそんなに有害な物質があるんだ」と思いました。「タバコは、吸わない方がいい」とパパとママは言うけれど、何が悪いのかよくわかっていませんでした。でも、今日の講演を聞いたので、どうしてタバコは吸わない方がいいのか理解することができました。自分で自分を傷つけるなんてもったいないと思いました。タバコを吸わないパパとママにも感謝です。今日は、講演を僕たちのためにしていただきありがとうございました。

・僕は、「なぜ、大人はタバコをやめられないのだろう」とずっと思っていましたが、タバコや大麻は一度吸ったりするとやめるのが難しくなる中毒性があることを知りました。タバコには「ニコチン・一酸化炭素・タール」など4000種類もの有害物質が入っていてとても危険です。だから「なんでこんなもんつくっちゃうんだよ」と思いました。そこで、タバコって高いんだということを知って、それは税金になっていました。やっぱり政治家も「税金」にはかなわないのかと思いました。