2023年12月11日(月) 2学年性教育講演会

 上田市立産婦人科病院より助産師の先生をお呼びし、2年生を対象に、「命の学級~今、あなたたちに伝えたい事~」性教育講演会を実施しました。

  まず、講師の先生は、「私が助産師になった理由」を生徒達に話してくださいました。その中で、生命誕生の神秘に惹かれた事、一人の人の人生のスタートをお世話できる仕事に関わりたかったからとおっしゃっていました。今回のお話で、助産師という仕事に憧れを抱く生徒もいたようです。

 生徒達は、赤ちゃんの誕生について、初めて知る内容もあり、神秘的な様子や驚きを感じながらお話を聞いていました。助産師さんが語るお話の中から、いちばん大事なものは命であること、そして、周りの人全ての人の命が大切であることを学びました。

 子どもから大人へ成長するという思春期の体の変化や、出産適齢期について、産み時に備えて女子編、男子編として、今の自分の体を大事にすることやHPVについても教えていただきました。


【生徒の感想から】

・赤ちゃんができて生まれるまでに様々な苦労があるとわかりました。赤ちゃんの成長スピードや子宮内での生活などは知らなかったのでとても驚きました。自分の体については、細くなりたい、体重を減らしたいと思ってしまいますが、バランスの悪い生活をしていると今後の人生に影響してしまうと知ったので、今は、お菓子を減らし、食事はしっかりとろうと思いました。生理の痛み止めは飲まない方が良いと親に言われてきましたが、我慢する方が体に悪いので親と相談しようと思いました。自分は、子宮頸がんワクチンをやりました。今後も良い生活を心がけたいと思います。

・今日の講演を聞いて、自分が生まれてきたことは奇跡であるという事がわかりました。長い時間をかけてたった一つの生命が誕生するというとても尊いものであるということがわかりました。男性、女性それぞれのことを理解し、尊重し合うことが大切である事がわかりました。自分の未来をよく考え、自分自身を大切にして生きていくことがとても大切であるという事がわかりました。

・産声や鼓動を聞くのは今日が初めてでした。鼓動は自分が思っていたよりもかなり速く動いていて驚きました。産声も思っていたより大きかったし、呼吸のためというのは知っていても、どうして声(音)になるのかは知らなかったので知ることができて良かったです。また、羊水を飲むというのは初めて聞いたことだったのでとても驚きました。骨格や胎児の成長など、かなり複雑であったり速かったりして、生物の仕組みはやはり難しく、そして、素晴らしいものであると改めて思いました。

・がんは、命にもかかわる病気だから予防したりするのは良いと思うけど、その分、副作用など、接種をあきらめてしまう人が多くいると思う。専門の人に聞いたりしてワクチン接種をできる時にするのが大切なんだと思った。HPVワクチンは接種するだけの利益があるので相談してみるのがいいと思った。赤ちゃんが生まれる瞬間に寄り添って、その後も支える助産師はすごいというのもあるけど、かっこいいなと思いました。

・今回の講演を聞いて、僕が生まれてくるまでには、たくさん奇跡があったということが一番印象に残りました。僕は、今回の講演を聞くまで「助産師」という職業をあまり知らなかったのですが、今回の講演で「助産師」というとても大切な職業を知ることができたので良かったです。今回は、大切な講演をしていただきありがとうございました。

・今まであまり知ることがなかった生命誕生について深く知ることができました。私は、今回のお話の中で、赤ちゃんが生まれるには、お母さんだけが頑張っているのではなく、赤ちゃん自身が一番頑張っているということに一番驚きました。また、思春期の男女の体つくりはあまり知らなかったし、恥ずかしくて知ろうとしたこともなかったので、今回のお話でちゃんと知ることができて良かったです。今回学んだことを大人になっても忘れず生かしていけるようにしたいです。