2012年4月27日(金) 平成24年度開始のご挨拶

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1 自己紹介

                          校長の甲田圭吾です。一中2年目になりました。自宅は、市内常磐城4丁目。西小学校区、第二中学校区です。

 

                         2 学校経営方針......昨年度は、前校長:白川雅三先生のつくられた学校運営方針を、尊重して実施してきました。一年やらせていただいた今、踏襲すべきは踏襲し、私なりのこだわりや思いを反映せた形で提案させていただきます。

  それでは、私が大切にしていきたい、こだわりを以下、述べたいと思います。

 

  私は、古くさい人間です。歴史や伝統によくこだわります。武士道精神や儒教精神を自分の根幹においています。それは、私の家が神社だからかもしれません。

私は、神職の家に生まれ育ちました。そして私自身も神職として、市内の神社の宮司を兼務しております。ですから、どうしてもその視点からの発想が多いと思います。

そんな視点で、以下2点お話をします。

 

1点目 「ならぬものはならぬものです」

  これは、江戸時代、会津藩の武士の子どもたちが通った藩校:日新館における教えです。"だめなことはだめである いけないことは いけないのです" という単純な教えです。「だめなことは、だめだ」ときちんと叱ることができるかということが、これからの教育に問われています。 これがきちんとできるかできないかで、学級経営 教科指導 生徒指導 つまり教育のすべてが決まります。

  学校や学級でのきまり 授業を受ける時の基本的なルール 守るべき事 大切にすべきことは、くずさない。子どもが「えーなんで」「いいじゃん」と言ってきた時、その時の対応をどうするか。教師や大人は、一言「だめなことはだめ。理由は、だめなことだから。」とはっきり突っぱね、聞き入れないことができるか。そこが肝心だと思います。

 

2点目 「自己責任」 

  今の社会は、過保護育成が多いと思います。それにより自己中心的な、自分の思うようにならなかったり、嫌なことがあるとすぐにキレたり、挫けたり逃げてしまったり。そして人の責任にする卑怯で弱い人間が増えています。こういう過保護育成から鍛える教育へ変えていかなければならないと、私は考えます。

  過保護とは、甘やかすこと。子供がつらいと思うこと、うまくいかないことに対して、大人がすぐに手を出し、口を出して取り除いてやろうとしてしまう。 そして、「その原因は、学校にある 先生が悪い ○○君が△だから 社会が悪い」と、全て、他人の責任に転嫁する傾向が強くなってきたと思いませんか。 責任を他に求めているうちは、絶対にそこからは抜け出せないということを、年間を通じて啓発していこうと思っています。

 

 私は、以上について、強く意識しながら学校運営に携わっていこうと思っていますので、その点をご理解いただき、本校の学校運営に対しまして、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。