2022年4月25日(月) 「一中タイム」について

4月も最終週となりました。緊張と慌ただしさの中で過ごした1か月でしたが、新年度の活気と希望にあふれた1か月でもありました。

今日は、今年度より始めた新たな取組「一中タイム」についてお話しします。係職員が生徒へオリエンテーションで伝えた言葉を借りると、「先生たちの挑戦」です。

Q&A形式でお伝えします。

 


 

Q1:「一中タイムって何をする時間ですか?」

A1:「朝8時15分から25分までの10分間、生徒一人ひとりが自分と向き合って、1週間の計画を立てその計画をもとにそれぞれ取り組む時間です。自分の目標達成のために必要な準備、活動をします。」

  

Q2:「具体的にどんなことをするのですか?」

A2:「月曜朝に1週間の計画を立てます。具体的には、学習予定や日記等を書くノート「紡ぐ」に一週間分の授業予定などを書き込みながら、今週の目標を決め出します。その目標に従って、学習、読書、生徒会活動などから自分に必要なことに取り組みます。金曜日には1週間を振り返り、来週への目標を持てるようにします。」

  

Q3:「どうして、朝の活動が変わったのですか?」

A3:「生徒たちにとって必要な力は何か?と、昨年度、職員間で協議しました。その中で確認したことは、生徒たちが周囲から与えられた環境の中で決められたことだけに取り組んでいても変化の激しい新たな時代を乗り越えていく力が身につかないのではないか、様々な変化や困難を乗り越えていくには生徒一人ひとりが自らの生活を振り返って自分に必要なことを決め出すことや自分の生活を調整していく力が必要だろうということでした。それらの力を育成するために「一中タイム」が設定されました。

  

Q4:「生徒たちの受け止めは、どうですか?」

A4:「『各々活動に取り組めることは私たちが目指している自主性につながることなのでとてもいいと思います。学級通信で紹介された1週間の振り返りでは、"こんなことができてよかった"という声が届いていて、みんなにとっても良い時間になっていると思いました。』『生徒会活動の準備など、休み時間だけでは時間が足りないことがあるので、朝から準備ができる点がいいと思います。』という3年生の声がありました。各教室の様子を伺うと、読書に没頭する生徒、クロムブックで学習に取り組む生徒、問題集を広げている生徒等、様々な姿が見られます。具体的に何をするか決められない姿もありますが、学級担任や学年職員が個々に助言をしながら、生徒が自分と向き合う時間を過ごしている姿が増えてきています。

  


 

「一中タイム」についてQ&A形式でまとめてみました。学校からのお便りも配布されますので、保護者の皆様はそちらもお読みください。今後も成果と課題を検証しながら、一人ひとりの生徒へ確実に力が養われるように進めてまいります。

  

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