2022年5月16日(月) 学びが進められています。

 5月も後半となりました。今週は木曜日に今年度初の定期テストがあるということで、今日から部活動もテスト前休みとなります。

 週明け、そして、テスト前の教室はどんな様子だろうかと、授業を参観しました。テスト範囲の授業は終わっている様子でしたが、更にプリントの問題に取り組んだりポイントを確認したり、熱心に学ぶ姿が見られました。

 

 ある3年生の数学の授業では、因数分解の発展問題に取り組んでいました。友達に聞いたり説明したり、また、教科書で確認をしたり、生徒一人ひとりの頭の中がたくさん動いて思考していることが伝わってきました。一人で考える生徒、隣同士で話をしながら解いていく生徒たちなど様々な姿で教室全体が一つの因数分解をなんとか解こうとしていました。もちろん、教科担任も生徒のやりとりを見守ったり質問に答えたりして、これまで学習してきたことを使って解けるよう助言を与えていました。生徒たちが新たな解き方に気づいたとき、学習が一歩深まったように感じました。

 

 また、ある2年生の教室では英語の授業をしていました。見ると、黒板前の机にクロムブックが開かれています。画面には黒板と生徒の姿が映っていました。コロナウィルスによる兄弟姉妹の学級が閉鎖された影響で自宅待機をしている生徒たちでした。教室にいる生徒が私の姿を見つけて、画面の向こうの友達に「校長先生だよ!」と声をかけます。画面の生徒が私に向かって手を振ってくれます。思わず私も手を振り返しましたが、笑顔で学習に取り組んでいる様子が伝わってきて安堵しました。最後に、本時のまとめとしてプリントに取り組んだ時、画面の向こうの生徒にはプリントが届けられません。その時、ある生徒が「写真に撮って送ればいいね」とプリントをパチリと撮影。あっという間に自宅にいる生徒へ送られ、みんなでプリントに取り組むことができました。

  

  生徒たちの学校生活は様々な形で進められています。新たな方法も入ってきて、学習環境や方法もどんどん変化していきます。しかし、生徒一人ひとりとつながっていくこと、一人ひとりが学んでいくことの大切さは変わりません。新たな発想を取り入れながら、生徒一人ひとりの学びを進めていきたいと改めて感じました。

 

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