2023年4月 6日(木) 令和5年度が始まりました

令和5年度が始まり、1年生185名が入学しました。

今年度、本校では、生徒自身が自分の学びや生活を調整する力を育成し、個に応じた教育や協働を促す教育の充実を図ることを目指して参ります。


【始業式・入学式における校長講話より】

 昨年冬にお話したことです。一人ひとりの心の中にある「こうなりたいなあ」「できるようになりたいなあ」という願いをしっかりとした決意にしていくために、まず、目の前の学校生活を大切にしてほしいと、一中生の写真を見ていただきました。自分で歩いて坂道を上って登校したり、膝をついて黙々と清掃したりと、当たり前のことを大切にして頑張る一中生の姿を紹介しました。

 始業式・入学式を迎え、皆さんの心の中には、どんな思いがありますか。「頑張りたい」という思いが、一人ひとりの心の中に広がっていることと、思います。「初心、忘るべからず」という言葉もあります。今日の思いを忘れずに、日々、励んでほしいと願っています。

 でも、そうは言っても、だんだんと思いが薄れてしまったり、失敗に心がくじけてしまったりすることもあるでしょう。そんな時、見てほしい言葉があります。ステージに向かって右上の額を見てください。達筆なので読みにくいかもしれません。ここに書かれている言葉は、「初一念」という言葉です。「初めに心に決めた覚悟。最初の決心」という意味です。この書は、上田市出身の書家、竹内風聲(たけうちふうせい)先生が、平成11年、校舎完成時に記念品として制作してくださいました。それ以来、第一中学校で大切にしてきた言葉です。

 初心を忘れそうになった時、そっと見上げてみてください。そして、自分を励ましてください。中学校生活が始まった今日の感動、決心を思い出して、夢を現実のものにする勇気と根気を養っていきましょう。

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