2023年4月20日(木) 吃音に関する授業

東御市民病院言語聴覚士の餅田亜希子先生、小諸養護学校髙山祐二郎先生にご来校いただき、吃音について教えていただきました。

髙山先生から「吃音とは何か」「吃音を克服するってどういうことか」などの問いかけがありました。まずは、その答えについて考えながら、吃音について学びました。

餅田先生は「互いに違うことを認め合うことを大切にする。これを、一中で広めてほしい。このことが自分を大切にすることへつながっていく」ということをお話になりました。

2人の先生は、「正しく知っている大人になってほしい。それが温かい社会づくりへの一歩である。」「知らないことがいかに怖いことかを知ってほしい。」と、一中生へメッセージを送りました。


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【生徒の感想から】

・自分のまわりに吃音の人がいたら、吃音の人だと感じて最後まで話を聞いて、そして相手が安心して過ごせるような接し方をすることを心がけたいと考えました。自分もまだまだあまり吃音について知らなかったこともあったので、この学習を通していろいろなことを知ることができていい学習になりました。これからも吃音の人のことを理解することを心がけたいです。

・無理せずにありのままで話してもらえるように接します。今日教わった知識を用いて話ができます。吃音の人が100人に1人もいるなんて驚きました。吃音について知ったのは、一中の図書センターで見つけた1冊の本です。私は吃音という人、ましてや言葉も知らなかったので、読んでみたところ、吃音についてよく知ることができました。私みたいに言葉自体知らなかった人も多いと思います。でも、今日のお話みたいに、存在を教えてくれる機会は、とてもありがたいなと思いました。「知識があれば救える"心"がある」という言葉が気に入りました。

・私は「吃音」という言葉は知っていたけれど、吃音の人の思いなどは知らなかったので、今日のお話を聞くことができてよかったです。また、吃音に対して間違って解釈していたところもあったので、正しいことを知ることができました。苦しさだったり、辛さだったりは、本人しか分からないことだけど、それも踏まえてみんなが正しいことを理解することが大切だと思いました。