2022年6月 9日(木) 響きあい

№1                                         6月8日(水)

 

先日の東信陸上を皮切りに中体連の夏の大会が始まりました。朝の部活動も始まり、ボールを挟んで声と声、目と目が響き合う活気があふれています。

大会を目前に控えた生徒の皆さんに、先日の壮行会で高畠導宏さんの「氣力」を墨書し、今日の校長講話で高畠さんのお話をしました。高畠さんは、落合博満選手やイチロー選手を育てた名コーチ。高畠さんは、60歳の時に福岡県の筑紫台高校で新任教師となり、翌年すい臓がんでお亡くなりになります。たった1年間の生徒との触れ合いの中で、心に響く数々の言葉、生き様を生徒の心に残していかれました。

その言葉の中から「心を込めて力を出す」という気持ちを込めた「氣力」を選びました。「氣力とはあきらめない心」「氣力は人を思うことで強くなる。思われることでもっと強くなる」と、苦しさや辛さを仲間と共に乗り越えてきた自分たちに重ねてほしいとお話をしました。

「朝の部活でうまくいかず、大会とても不安だったけれど諦めてはいけない」

「三年間で得たたくさんの思い出、先生や保護者の方、応援してくれる人たちに感謝しながら大会に臨みたい」

「先輩たちが負けそうになり、諦めそうになった時、僕たちからも『氣力』という言葉を送って悔いのない大会にしてほしい」

生徒の皆さんの考えが刻々とクーロムブックに返ってきました。その言葉の一つ一つに、二中の生徒の皆さんらしい率直で真っすぐな文章に、心が温められていました。言葉が響き合う至福の時間。みんなの思いを力に変えて、今週末からの大会に臨んでほしいと願っています。