2022年6月16日(木) 氣合

№2                                          

先日の校長講話でお話しした高畠さんの「氣合」の続きです。「氣合は『心を込めて力を出す』。その心とはあきらめない気持ち。氣合は人と思うことで強くなる。思われることでもっと強くなる」という言葉を紹介しました。

中体連の上小の地区大会が先週から始まり、いくつかの部活動が残念ながら最後の大会となってしまいました。月曜日、大会の報告をする顧問の先生方の話にも各学級の学級通信にも、3年生の皆さんが最後まであきらめずに一生懸命に臨んでいた姿や「この仲間とできたこと」「家族や先生に支えられたこと」などを誇りに思っている3年生の皆さんの言葉が紹介され、3年生の皆さんがどんな心で大会に臨んでいたのかが伝わり、胸の中が温かい心で満たされました。

昨日、2年生の子が私の近くに来て、腕をそって見せてくれました。そこにはマジックで書かれた「氣合」の文字がうっすら滲んでいました。

「部員みんなで腕に『氣合』の文字を書いて頑張ったんだよ...」

給食前のほんのわずかな時間でしたが、そのかすれた文字にこの大会に向けて、チームのみんなが心を一つにして臨んでいたことが伝わり、胸がいっぱいになりました。3年生のそんな心が2年生の生徒にも伝わっている。その響き合いを頼もしく感じました。

「諦めない気持ちは、人を思うことで強くなる。思われることでもっと強くなる」

高畠さんの言葉を強く感じました。