2025年10月30日(木) 人権教育月間を通して~知ること・気づくこと~

後期人権教育月間で、1学年はハンセン病問題についてやマイクロアグレッションについて学習を深めました。

 

人権課題としてのハンセン病問題では、1・2時間目に国の政策として療養所に隔離されてしまったこと、治っても故郷に帰れなかったこと、元患者だけでなく家族も差別にあったことなどを学びました。3時間目では、60年間ぶりに故郷に帰ることができた元患者の方の生き方や強さ、その方を支えている方、故郷で出迎えた「親戚」や「友達」の考え方や交流の姿から、多くのことを学びました。そして、「気づくこと」に視点をおいた参観日の授業では、"マイクロアグレッション"という"心の中にある差別や偏見が言葉や態度になって表れて誰かを傷つけること"について学びました。

 

今回の人権教育月間では、全クラスが集まって一緒に授業を行いました。学年全員が一つのことについて一緒に考えて、普段なかなか触れることができない他クラスの生徒の考えにも触れることができる機会となりました。学年という大きなまとまりのなかでも、周りの人と考え合うことができたり、自分の意見を発表したり、友の意見をうけてまた考え直したりができることは1学年のみなさんがもつとても素晴らしい力です。

 

人権教育月間は終わりになりますが、ここで学んだことを日々の生活の中でどういかしていくのかが大切と学年では考えています。自分の思い込みや偏見、間違った情報で行動しないようご家庭でも話題にしていただけるとありがたいです。

 

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