2024年2月27日(火) 「自分はどう生きるか・自分にできることは何か」を考える講話~薬師寺住職の講話から~
2学年では、4月の修学旅行に向けて、1日目に訪れる薬師寺の住職である松久保伽秀先生にご来校いただき、この第一中学校にもある「縁の瓦」や薬師寺の塔についての講話を聞きました。
松久保先生からは「(一中に戻ってきた)瓦を通して、今、自分にできることは何かを考え、どんな人生を送るのか。どんな考えをしていくのか。修学旅行を通して考えて欲しい。与えられた人生と命を眺めて欲しい。」といううお話をいただきました。また、「(東塔などの)建物は、その当時の思いに馳せて眺めて欲しい。」というお話もいただきました。
代表生徒は、松久保先生への御礼の際に、「講話の前は、薬師寺のことが分からなかったけど、松久保先生の講話で、薬師寺のことや奈良時代の歴史を知ることができました。修学旅行で薬師寺に行くのが楽しみになりました」と話していました。
【生徒の感想】
・塔がお墓なのは知っていたけれど、人々の努力や生き様を形にしたものだとは知りませんでした。お寺にある建物は、時代と共に配置や形が変化し、当時の人々の思いを表していたことに、とても感動しました。今回のお話を聞いて、細部をよく見て味わうことの大切さがわかりました。修学旅行で行ったときには、建物そのものを味わうと同時に、その場に残った思いや歴史を感じられるように拝観したいと思いました。そして、自分にできることを考えたいと思いました。
・自分が人生を生きているこの時間、場所は、1秒、1分、1時間、1日、1年が積み重なってできている。自分がこの場所で学べているということは、この場所を語り続けて残してくれた人たちがいる。そういう人たちが積み重ねてきた一人一人の歴史を自分も語り継いでいきたいと思った。人一人ができることには限界があるけれど、一人一人が積み重ねていけば、大きなものとして残っていくと思うので、自分がどう生きていくか考えるきっかけとして、修学旅行、勉強を生かしていきたいです。