2025年10月27日(月) 1学年薬物乱用防止講演会
学校薬剤師の先生をお招きし、1学年が薬物乱用防止講演会を行いました。「タバコの害~大人になったら吸っていいの?」「薬の正しい使い方」についてお話をお聴きしました。
タバコには体に悪い200以上の有害物質が含まれていて、40~50の発がん性物質が含まれていること、たばこを吸うとニコチンが主に心臓や血管に作用し血管を縮めてしまうこと、一酸化炭素は血液中の酸素が薄くなり運動力の低下、記憶力の低下、血圧の上昇や手足のしびれ等をおこすそうで、体温が低下するサーモグラフィーの写真を見せていただきました。スモーク人形のカートリッジを見たり喫煙者と非喫煙者の肺の写真を見たりして、発がん物質であるタールもタバコに含まれていることも教えていただきました。主流煙より副流煙の方に有害物質が多く含まれていることや、母体の喫煙でへその緒が縮んでしまうこと、胎児、乳幼児、小児への影響があることをお聴きしました。
10代の喫煙はニコチンによって短期間に依存が発生してしまうそうです。生徒たちは、自分自身や家族の健康について改めて考えていました。
〈生徒の感想から〉
・たばこの危険さについて知ってはいたけれど、思っていた以上に危険なものなんだと思いました。私の家族でもタバコを吸っている人はいるので、やめてほしいということをしっかり伝えて危険さを自覚してほしいと思いました。体への負担や害が大きい身近なものだと思うので、自分は吸わずに生活したいです。知ってよかったことは、親にやめてほしいと伝える時、危険さを伝えられる能力がついたことです。説得できるようになるには、自分も知っておくことが大切だと思うので危険さを理解したいです。
・たばこは自分に害になるし、周りの人の迷惑にもつながるので吸いたくないなと思いました。吸ったら「やめたい」と思ってもすぐにやめるのは難しいだろうし、自分が辛くなってしまうだろうと考えました。気持ちをスッキリとさせたいときがあってもたばこ以外のことで落ち着かせるようにしたいです。他の国では日本よりもたばこへの対策(値段、パッケージ)を行っていることがわかりました。日本もたばこへの対策が強化されるとよいです。
