2025年11月10日(月) 2学年薬物乱用防止講演会

学校薬剤師の先生をお招きし、2学年が薬物乱用防止講演会を行いました。「お酒は20歳を過ぎてから」「薬の正しい使い方」等についてお話をお聴きしました。

子どもはまだ体が完成していないのでアルコールの害を大人よりも受けやすく、体の成長だけでなく心の成長にも影響があること、また、子どもは、分解酵素の働きが弱く、急性アルコール中毒になりやすいこと、お酒を飲み続けると肝臓や脳への影響があることや、飲まずにはいられないアルコール依存症の形成につながることなど、健康への影響についても学びました。

 

 

各学年共通で薬の正しい使い方等についても教えていただきました。

 辛い気持ちになった時などに手軽に手に入る市販薬を、嫌なことを忘れるために多量に飲むこと(オーバードーズ)は深刻な問題であること、薬は安全に効果を発揮するためには決められた量を守って服用する事、薬の飲みすぎは危険であることを教えていただきました。周囲はつらい気持ちに寄り添うことや、心が苦しい時は、迷わず相談する事が大事であり、状態が悪化する前に手を打つことが必要であると教えていただきました。

                                         

 

〈生徒の感想から〉  

・乱用は心と体の成長を止めてしまうもの、依存は簡単にはやめられないものだという事を知った。6年 後、20歳になったらお酒もタバコもOKになるけど、これからの人生、健康でいるためにお酒はほどほどに、タバコは吸わないようにしようと思った。自分がお酒をどれくらい飲めるのかを知っておく必要がある。お酒とタバコはまだ先のことだけど、スマホについては身近なものなので自分で1日の使用時間を決めて依存しないようにしたい。

・お酒やタバコ、薬は、私たちの生活のとても身近なところにあり、薬は私も飲むことがあります。ですが、使い方や量などを間違えてしまうと自分の健康を壊してしまう怖いものになることを改めて確認することができ良かったです。

・20歳の誕生日になったらお酒をいっぱい飲みたい!と思っていたが、急にたくさん飲みすぎると急性アルコール中毒になってしまう事がわかった。お酒は人との付き合いで飲むこともあるし好きな人も多いだろうけど、危険さを理解していないと中毒になったり死んでしまったりすることもあり怖いと思った。大人になってお酒を飲む時は飲む量や頻度など気をつけていきたい。

・薬も市販のものなら元気になったり、病気を治したりする効果があるけど、使いすぎたり乱用したりすると不健康になりかねないという事を初めて知った。