2021年3月11日(木) 最後の道徳(4年1組)

 3月10日(水)、4年1組では最後の道徳の授業でした。教科書にある「ふるさとを守った大イチョウ」というお話を読みました。昭和20年3月10日の東京大空襲で民家への火事を食い止めた大イチョウ。黒焦げになりましたが、その後新芽が出てきて見事に復活しました。地域の人はその大イチョウを大事に守ってきて今でも神社にまつられています。
 同じように、平成23年3月11日の東日本大震災の時、大津波にも負けず1本だけ残った陸前高田市の「奇跡の一本松」。その1本だけ残った松をやはり地域の人々はなんとか残そうと努力をしました。

 
 その残った大イチョウや一本松を見て、町の人々がどんな思いをもったのかを考えました。「町を守ってくれてありがとう」「1本だけでも残ってすごい」「大イチョウが生き返ったように町も生き返るようにがんばろう」などという考えが出ました。大きな被害があって心が折れそうになった時に、残った大イチョウや一本松を見てきっと勇気づけられたんだろうなと思います。その気持ちからなんとか残そうとしたのでしょう。大イチョウや一本松から命の力を感じたのでしょうね。そうやって守られてきたものが、身の回りにはたくさんありますね。神社、お寺、お城、棚田、自然、お祭りなどたくさん出されました。

 
 次の日、11日(木)には東日本大震災から10年ということで14時46分には全校で黙祷を捧げました。改めて命の大切さを感じますね。

 
 子供達は10歳。東日本大震災の起こった年に生まれたのですね。10年の早さ、時の重さを感じます。東日本大震災の時のお話も含め、話題にしていただければと思います。道徳の教科書を持ち帰りました。「ふるさとを守った大イチョウ」をお子さんと一緒に読んでみるのもいいですね。

 

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