2021年3月11日(木) 自然災害から豊殿地域を守る(5年生)

 NHK『2030 未来の分岐点』を視聴し、5年生が、20歳となる年に迫るであろう地球レベルの危機を知ったり、自然災害や公害など人の営みと自然とのバランスについて学習したりしています。豊殿地域にも自然災害から守る取り組みや仕事をされている方の存在に気づきました。

 

①稲倉の棚田~棚田保全委員会委員長 久保田さんのお話をお聞きして~

 

 棚田は土砂崩れの起こりやすい地形にあり、田んぼの持つ「ダム」の機能を維持していくことで、豊殿地域を災害から守ってくれているそうです。その意味でも続けていけなくてはならない棚田の活動ですが、このまま続けられるのか...保全委員会の方の取り組みや今後の展望を聞いた子どもたち。収穫したお米を作るために自分たちができた3つの仕事は全体の1割程度で、残りの9割は保全委員会の方にやってもらっていたという事実。

 

②森林の間伐~上小森林組合 桶田さんのお話をお聞きしたり 間伐の様子を見たりして~

 

 山は「自然のダム」ですが、その力を強く保つための仕事をされている森林組合の方のお仕事を知ることができました。現場と教室がzoomでつながり、チェーンソーで間伐している様子や、大型機械で一瞬で表面がきれいな造材にし、荷台へ積む様子などを見させていただきました。また野生動物やハチなど危険生物と遭遇することも多いことや、間伐したものを木材に加工するなどの仕事の様子を教えていただきました。20年以上も現場で勤められている桶田さんの仕事ぶりに「プロフェッショナル」を感じた子どもたち。

 

 将来、上小地域の山を守ってくれる子が出てきそうな予感がしますね。ご協力いただきました桶田さん、貴重な勉強をさせていただきました。本当にありがとうございました!

 

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