2021年9月14日(火) 山小屋で三日間すごすなら ~タブレットを使って~ 【3年生】

 国語の単元に「子どもたちだけで山小屋で三日間過ごすなら何を持っていきますか。グループで考えましょう。」という、聞いただけでワクワクするような学習があります。今回はみんなの考えを整理し、選択する場面をクロームブックも使ってやってみました。

 

①  グループでしたいこと、持っていきたいものをたくさん出し合う。

 写真は「ジャムボード」という画面を共有して、付箋を貼ったり、字を書いたりできるアプリです。班ごとに画面を共有して、自分の持っていきたいものやしたいことをどんどん付箋に入力して貼り付けました。

 一人ずつ発言していくと全部確認するのにとても時間がかかりますが、このように画面共有すると、アイディアをどんどん書き込め、友だちのアイディアも同時に確認できます。そして、発言が苦手な子も、抵抗なく取り組んでいました。

(※大人のいない山小屋にテンションが上がり、「スイッチ!」「ゲームは絶対!」「お菓子も!」と、どんどん入力していておもしろかったです。普段の発言だと「こんなこと言ったらダメかな。」と思うことも、タブレット入力だと抵抗感がないのでしょうか、面白いアイディアがたくさん出てきました!)

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 ②  グループで出されたことを整理する。

 次は、たくさん出た意見を、整理します。教科書117ページを参考に、同じ意見や似ている意見、カテゴリーが一緒だと思うものを円で囲んで整理していきました。①で貼り付けた付箋をそのまま活用できるので書く手間がなく、付箋の移動も感覚的にやっていて、とてもスムーズに整理していました。

 もちろん、班ごとに「これはここでいいかな。」「川遊びに釣りも入れるね。」と直接対話しながら操作することで、みんなの考えを整理していきました。学校で実際に友達と対話しながら、端末で操作することができるのは、これからSNSを利用していく子どもたちにとってはとても大切なことだと感じます。相手を感じながら、相手を思いやりながら、情報を扱っていきたいところです。

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③  グループでしたいことを決めて、5つの持ち物を選び、発表する。

 最後に、整理されたものを見ながら、話し合いをして、各班持っていく5つを決め、その理由も考えました。釣りやお料理、BBQ、肝試しなどたくさんやりたいことがある中で、班長を中心に話し合いを進めていき、やることが決まったところで「じゃあ、釣竿にしよう。」「サバイバルナイフにしよう。」と5つのものが決まっていきました。(①でたくさん出ていたゲームやお菓子は話し合いの中で淘汰されていき、少数派となっていきました。これもおもしろい結果ですね。)

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 このあと、この画面をテレビに映し出しながら、他の班に向けて発表をしました。(準備なしに、パワーポイントのプレゼンのように使えるのでとても便利でした!)他の班の考えを聞いて「たしかにハブラシは必要だったかも。」「図鑑があれば色々調べられるね!」「熊対策のすず、大事だね!」など、思い思いにつぶやいていました。