2021年12月10日(金) いよいよスタート!きなこ作り大作戦!!【2年生】

長い間、大切に大切に育ててきた大豆。
まだ脱穀や選別も半分以上残っていますが...
きなこ作りを楽しみにしている子どもたちの気持ちを大切にして、
2学期中は脱穀・選別ときなこ作りを並行して行っていきます。

 

 

 6日(月)は、大豆をきなこにするための第一歩、『大豆を炒る』活動をしました。
昨年度は、コロナ渦で、全く調理ができなかったので、
子どもたちにとって初めての家庭科室での調理となりました。
いつものお手伝いは、お家の人が一緒にいてくださって火を使うけれど、
今回は自分だけでやらなくちゃいけない...ということで、ドキドキ緊張していた子もたくさんいたようです。

 

 

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初めてことにドキドキしたというYさん、Mさん、Nさん。
友だちのやり方を見ながら、勇気を出して挑戦したんだなあと思います。
Nさんは、お家でガスコンロの使い方をお家の方と勉強してきたと教えてくれました。
お家の方の協力のおかげでなりたっているなあと、つくづく感じます。
本当にありがとうございます。

 

 

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今回の大豆を炒るのにも、だくさんの道具を使いました。
はじめて使った道具もあったかいとさんは、
道具の便利さにきっと気がついたのですね。
また、花火のエピソードもとってもいいですよね(^^♪
これからも、十分気を付けながら、お手伝いなどで使っていってね!

 

 

 ガスコンロの調子が悪くて、火加減が上手くいかずに、1回目はこげてしまったAさん。
2回目は、きっと火の調整をうんとうんと気をつけていたのではないかなと思います。
1回目の失敗があったから、2回目に気を付けることが分かって工夫することができました。
まさに、"失敗は成功のもと"ですね。

 

 

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大豆を洗ったら、"しんぴんみたい"だったというYさん。
きっと、Yさんには大豆がぴかぴかに光ってみえたのでしょう。
自分たちの作った大豆への自信がみなぎっているなあと嬉しくなりました。
きなこにするための大豆なので、あんまりたくさんは食べられないけど...
おいしくてついつい2、3粒つまみ食い(*^^*)それも料理の楽しみの一つです。

 

 

 炒っている時の音に注目してくれたのは、Kさんです。
よく耳をすませてみると、音が変化していたようです。
パチパチなってきたら、炒れたサインです。
よく聞いていましたね。
"すんごくいいかおり"という、"すんごく"にKさんの気持ちが表れていて素敵です♪
子どもたちの書いたものを読んでいると、その子なりの表現があって、
「どんな気持ちでこう書いたのかな」と想像すると、本当に面白いです。
きっとKさんは、大豆のいいかおりに感動したんだろうなあ。

 

 

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 Hさんの書いてくれた通り、大豆を炒り始めてしばらく経つと、
家庭科室中が大豆のいい香りでつつまれました。
それを"しあわせ"と捉えられることが、素直でいいですよね。
大豆のいい香りは、家庭科室だけではなくて、職員室の方まで漂ってきて、
校長先生をはじめ、色々な先生が家庭科室をのぞいて声をかけてくださいました。

 

 

 大豆を炒ったことで、きなこ作りへの気持ちがますます高まったRさん。
炒った大豆もおいしかったのだから、きなこにしたら...とワクワクしている気持ちがよく伝わってきます。

 

8日(水)には、一回目のきなこ作りを行いました。
そして、その授業が全校研究授業だったので、全校の先生方に見守ってもらいながら、
初めてのきなこ作りをした子どもたち。
色々苦戦しながらも、30分の時間をフル活用して、色々試した一回目となりました。
上手くいかないことばかりだった子がほとんどで、大変だったという感想が多く聞かれましたが、
そこで終わりにする2年1組の子どもたちではありません。
どうしたら、目標にしている塩沢さんからいただいたきなこに近づけることができるのか。
3学期も続く長期戦で、自分たちの納得のいくきなこを作っていきます。