2014年10月27日(月) 2年生 「たねぷろじぇくと」現地交流会に参加しました。

 昨年度から長野大学のご指導で進めている「たねぷろじぇくと」の現地交流会に参加しました。今回は、週休日に宮城県で行われましたので、希望された12家庭の保護者の皆様のご協力により現地での交流が実現しました。

 10月25日(土)

 第1日目、新幹線で移動して、宿泊先である「宮城県蔵王自然の家」にバスで向かいました。夕方、長野大学生とのミニ交流会が行われました。

 交流会では、自然の家の先生から「翼をもったたね」というお話をお聞きし、実際に模型を2種類作って、種が飛んでいく様子を再現する実験をしました。

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◇アルソミトラ・マクロカルパという植物の種の模型を作って飛ばしているところです。アルソミトラ・マクロカルパはインドネシアの亜熱帯雨林に自生する植物とのことで、ハングライダーのような翼を持った種ができるそうです。(写真中央に飛んでいるのがその模型です。)

 

 10月26日(日)

 第2日目、宮城県山元町立坂元小学校にて、坂元小学校の皆さん、そして白石市立白石第二小学校の皆さんとの交流会を行いました。

 アイスブレーキングの後、ネームプレートの色ステッカー毎に10人前後のグループを作り、ドングリ運びリレーをして仲良くなりました。その後、坂元小学校、白石第二小学校、そして本校のそれぞれの小学校より活動報告が行われました。

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◇活動報告をする塩田西小学校の2年生児童。校長先生からは塩田平のことについての紹介もありました。

 

 交流会の後は、深山山麓少年の森へ移動し、交流会のグループ毎にドングリ拾いをしたり、昼食を食べたりしました。

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◇マウンテンバイク用のコースやその周辺でのドングリ拾いです。今年はドングリが豊作のようで、20分ばかりの短い時間でしたが、各グループそれぞれバケツ一杯になるくらいたくさんのドングリを拾い集めることができました。

 

 続いて、今育てているコナラなどの苗木を植える場所を見に行きました。

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◇後1年半後に苗木を植える予定の場所です。震災前は立派な松林だったとのことです。

 

 最後に津波に襲われ今は廃校になってしまった山本町立中浜小学校を見させていただきました。短時間でしたが、当時中浜小学校で勤務されていた先生にご案内と説明をしていただき、2階天井まで届いた津波の後や倒れている時計塔や石碑や校名碑、そして校舎内のゆがんだ壁やベランダの手すりなどから、津波の恐ろしさを垣間見ることができました。

 改めて、東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げますともに一日も早い復興を祈念いたします。

 

 塩田西小学校で育てているコナラの苗木、元気に育っています。

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◇2年生が心を込めて育てています。葉もしっかりと茂り、苗木らしくなって来ました。