2009年4月 1日(水) 校章と校歌

武石小校章.jpg校章が誕生したのは,大正1510月である。公募図案の中で最も武石を象徴しているということで,当時中学1年生(滝沢石氏)の作品が制定された。秦のときに創められた漢字・篆字()(小篆)の岳(丘山の合字)を図案化し四つで囲み「岳四」=(武石)山で囲まれた平和な武石の里を意味している。その中央に,剛健な心身を象徴する(武石)の六面体と小を組み合わせて図案化している

 

 また,昭和38年,90周年を記念して校歌が制定された。作詞勝承夫先生,作曲平井康三郎先生によるものである。

 

  作詞の言葉:武石に行ったのは秋の初めの頃で,漸くしめじ,松茸の出る頃だった。私たちは武石公園の丘に登ったが,そこで久しぶりにきのこ狩りの気分を味わった。又武石を拾い,狂い咲きの見事なつつじの幾株かを見て,ほんとに武石はいい所だと思った。学校にも行き,美しい清らかな水に恵まれている環境を羨ましくも思った。...(中略)...武石の人たちはこう言う美しい環境に恵まれ,しかも発展的な気運に恵まれている。明日の託す夢こそは大きく力強いものがある。明日の夢,それはこの歌を歌う生徒諸君の上にある。私は楽しい期待を持ってこの歌を書き上げた。

 

  作曲の言葉:清純に,元気よく,素直に,のびのびと育て......と私は祈りをこ  めてこの校歌を作曲しました。武石の村の伝統のように高雅で,美ヶ原の花のようにあかるく美しくあれとの願いを私のペンのさきにほとばしらせました。この校歌を歌う時子供たちが歌のメロディーとリズムとハーモニーから知らず知らずの中に感じ取ってくれるものこそ心の糧ともなるものでしょう。