2012年4月 2日(月) 黄色いリボン計画

「黄色いリボン計画」とは
「黄色いリボン計画」のはじまり
 「いじめは、なぜ起こるのだろうか?どう解消させるべきか?教師、友だちはどうあるべきか?」など思い悩んでいた第六中学校第10期生徒会長が、「心のチキンスープ」という本に出会い「黄色いリボン計画」を知る。それを、六中に取り入れたのがはじまりです。

 第六中学校第10期生徒会長の想い 生徒会誌「飛翔」より 

 軌  跡
このリボンはライフラインです。

これはあなたを愛し、力になる人々が

いることを知らせるためのものです。

 

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出典:「こころのチキンスープ 3 第4章 死を見つめる(国内初版 1996年)」より


 今、六中では木曜日になると、生徒・教師の全員が、校内で僕とすれちがう人すべてが、リボンをつけている―。
 あのとき僕は霧中の暗闇で前への創造ができす、気が狂いそうだった。ちょうど飛翔祭が終わりを遂げ、まもなくだった―。いじめは、なぜ起こるのだろうか?どう解消させるべきか?教師、友だちはどうあるべきか?...そんなとき前書の本に出会った。予期せぬ青年の自殺、それがきっかけで親族が悲しみの中、行った黄色いリボン計画のリボンの使用法が記されていた。少しずつ心の霧が晴れていき、自分の内で"ある答え"が出た。青年は誰にも心の悩みを打ち明けられずに死んでしまったのではないか―それだ!きっと親族は...だからライフラインを広めたのだろう。失意や孤独、不安は目に見えない。その無言の悲鳴を教師は受け止める絶対的な立場にある。生徒と教師を結ぶのがリボン―。やっとの思いでたどり着いたのが、スタート地点にすぎなかった。あの単純な計画に、リボンを身につける、クラス目標を立てる、いい雰囲気を作る...などを補足して問題点を最小限にしようと頑張ったがなかなか理解してもらえなく定着せず、なんとかリボンを使用しやすくするため職員朝会で足が震える程、訴えてみたりした。代議員会で承認された後、暗い教室で一人ふと窓から"遠く"を眺めてみると何色とも言えない夕焼けの雨が、やさしく僕を包み込んでくれた―。

「黄色いリボン計画」の役割と使い方 第10期生徒会「生徒会 News Paper  No. 1」より抜粋

黄色いリボン計画
 STEP1 ... クラス目標づくり
 STEP2 ... 自分はその目標をかかげたという意識を高めるために署名をする
 STEP3 ... 定期的に「黄色いリボン」を身につけ、たがいの身についているリボンを見合うことによって、たがいの意識が高まります。

役割:○先生と生徒のつながりにする
    ○困っている合図として
    ○いじめに悩んでいる人が行動に出やすくするために

使い方:黙ってこのリボンを先生に手渡す=自分が深く悩んでいるので、先生の方から声をかけてくれて味方になってくれる。
現在、第20期生徒会では、上田六中から"いじめ"がなくなるように、六中生徒会の伝統になっている「黄色いリボン計画」の意味や役割を再確認し、生徒会活動の中心に位置づけていきたいと考えています。
2007年7月25日 「黄色いリボン集会」
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はじめに全体会を持ち、"黄色いリボン運動"の始まりについて、ビデオを観たりして、第10期生徒会長の思いを知りました。 続いて、第20期生徒会が昨年より、現在の状況に合わせて準備してきた"黄色いリボン宣言"を発表し、全生徒の承認を得ました。 各教室に戻り、意見記入カードに各自意見を書き、分散会に臨みました。分散会は、各学年縦割りのクラスに別れ、5つに分けて行われました。各分散会では、黄色いリボン宣言に関して、活発に意見交換が行われました。
六中黄色いリボン宣言 2007
〈前文〉 ここに「六中黄色いリボン宣言」を定める。これは、六中生全員が、いじめ、差別、偏見、仲間はずし、悪口、からかいなどがなく、毎日の学校生活を笑顔で楽しく過ごせるようにするためのものである。そして、第10期生徒会から始まった黄色いリボン運動を更に向上させ、一人一人の理解を深めていくものとする。
〈第1条〉 わたしたちは、いじめや差別、備見を絶対に許しません。
〈第2条〉 わたしたちは、共に助け合い、仲間を大切にします。
〈第3条〉 わたしたちは、相手を思いやり、自分を大切にしながら個性を尊重し合います。
く第4条〉 わたしたちは、周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに、素直な気持ちを持ちます。
〈第5条〉 わたしたちは、お互いの喜びを2倍にし、悲しみを半分にすることで、全校が過ごしやすく、笑顔あふれる活発な六中にしていきます。以上、5箇条の項目を宣言し、六中生はこれを理解し、守らねばならない。更に、これを六中の伝統とし、継承していくことをここに誓う。
平成19年7月25日
上田市立第六中学校 第20期生徒会