2021年3月12日(金) 暮らしを守る人(3年生)
3月2日(火)、3年生が最後の社会見学の東北消防署の見学に行ってきました。火事を消すために、火事に備えるために、様々な工夫がされているはず、という予想を立てて、実際に見たり聞いたりして調べてくるフィールドワークでした。
119番は、消防署ではなく、中央司令室にかかり、出動命令が出ることや24時間勤務、学習会をしている、指令が来てから出動までは、1分以内を目指して訓練していること等、全く予想外の事実に直面し、びっくりでした。それだけ、私たちの命を守るために一生懸命になってくれていることが分かりました。人間の命や財産が大切なものなんだと、伝わりました。また、ゆいなさんやももはさんからは、お父さんが参加している消防団についても話してくれて、地域の人も自分たちのことを考えてくれていることを知りました。
そして、11日(木)は東日本大震災から10年が経った日でした。ちょうど、「モチモチの木」を学習していたので、豆太のように大切な家族が死に直面したときに、果たして、自分は豆太のようになれるのかを子どもたちは自問しながら考えました。震災後に、「つなみ 被災地のこども80人の作文集」(文藝春秋)に、出されていた高校生の作文が、「モチモチの木」と重なったので、その作文を読んで、家族って何だ、優しさとは何かについても考えました。これからの「問い」にして、自問していきたいことです。
子どもたちの中から、「私たちは守られている。」というつぶやきが聞こえてきました。