2021年10月 8日(金) "みんな"でがんばり、"みんな"で楽しんだ 市民の森遠足【2年生】

とってもいいお天気の中、10月8日(金)に1~4年生で市民の森の遠足に行ってきました。
朝から暑い、面倒を見てくれるお兄さん・お姉さんはいない、
そんな中で2年生だけで市民の森まで歩ききれるのか...
担任はドキドキ...心配しながらの出発となりました。
そんな心配はよそに、元気よく歩き始めた子どもたちは、
班の友だちとおしゃべりをしながら楽しく遠足をスタートさせました。

 

 ずーっと続く上り坂に疲れが見え始めると、列から遅れる子がでてきました。
後ろから1年生と4年生が来るから、遅れてもそこで一緒に歩いてこられればいいな、と思っていました。
しかし、子どもたちは2年1組の"みんな"で歩きたいという気持ちがあったようで、
疲れている子を自分から支え始めました。
Rさんは、Sさんのリュックや体を隣で支えて、寄り添って歩いてくれました。
YさんとMさんは、くるみさんに優しい声をかけ続けて、応援しながら歩いてくれました。
それだけではなく、列の後ろのほうからは、「がんばれー!!」「もう少しだよ!」
とみんなを励ましてくれる、たくさんの声が聞こえてきました。
そんなみんなの気持ちを受けて、疲れていた子もがんばり、
市民の森まで全員で一緒に到着することができました。
困っている人を支えることのできる子が多い2年1組、素敵だなあと嬉しくなりました。

 

 市民の森につくと、「先生、もうお弁当食べていい?」「おなかすいたー!!」
と早くも昼食にしたいようでしたが、遊びが始まると全力で満喫していました。
来るだけで疲れているはずなのに、
どこからその元気は湧いてくるのか不思議に思うくらい、遊び尽くしていました。

 


 遊びの中で、意外にも子どもたちが喜んだのが、鹿舎での鹿とのふれあいでした。
生えている草をあげると、寄ってきて食べてくれるのが可愛かったようです。
たくさんの鹿が寄ってきてびっくりしている子、
小鹿がいて「バンビちゃんかわいい~!!」と夢中になっている子、
思い思いにふれあいを楽しみました。

 

 待ちに待ったお弁当タイムは、お友達と楽しくおしゃべり...とはいかずに、黙食でいただきましたが、
お家の方の手作りお弁当は、たくさん歩いてたくさん遊んだ体に、
エネルギーをたっぷりチャージしてくれました。
2年生は少し高台でお昼を食べたので、秋の風がさわやかで気持ちよく、
お弁当を味わって食べていました。ありがとうございました。

 

 帰路はずっと下り坂で、転んでしまう子、靴擦れができてしまった子、と疲れが体に出ていましたが、
声をかけ合いながらなんとか学校まで帰ってくることができました。
終わりの会で一緒に付き添っていただいた校長先生・中山先生から
「みんなの励ましてくれる声がとっても力になりました。すごく嬉しかったです。」
とお話してくださいました。
2年1組の誇れるところが、また一つ増えた遠足になりました。

 

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