2012年11月 7日(水) 校長講話

なかよし月間中の校長講話は、「いじめはどういうことなのか」を考えるお話でした。

校長先生は、松谷みよ子作「わたしの妹」の朗読を通して、「いじめは時として人の命を奪うことがあり、犯罪であることを伝えました。

次に、最近の医学の進歩でわかってきた人間の脳についてのお話がありました。

いじめを受けると脳の一番深いところ(ヘビの脳)が傷つき、その人から生きていく力を奪ってしまうのです。

今日のお話にあった人間の脳について下記のようにまとめました。図は児童昇降口の掲示板にも紹介してあります。

 

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人間の脳は大きく言って3つの部分からなっています。

真ん中の部分は「ヘビの脳」などと言います。

生きていくために必要な脳で、「お腹がすいた」とか「おしっこがしたい」とか「ねむい」とか本能に係わる部分です。

人間も含めて生き物はみんな持っている脳です。

ヘビやトカゲやカエル等のハ虫類や両生類はこの脳しかないので、「ヘビの脳」と言っています。

「ヘビの脳」を囲む部分を「ネコの脳」などと言っています。

これは、喜んだり、怒ったり、悲しんだりするための脳です。

犬や猫、馬や牛など、人間も含めて哺乳類が持っている脳です。

一番上の部分は「ヒトの脳」と言って、人間だけにあり、ものを考えたり、言葉を話したりする脳です。