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87日間！！本日をもって長い長い、そして実り多き２学期が終了しました。終業式では６年生の作文発表に続き、以下の要旨でお話しさせていただきました。

2025年も、残り僅かです。南っ子をお支えいただいた全ての保護者、地域の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。そして2026年もよろしくお願いいたします。

６年生の発表では、４名のお友達が、総合的な学習、連合音楽会、運動会、修学旅行をテーマに学んだことや成長したことを全校の皆さんに伝えてくれました。

２学期の自分自身を振り返ってみましょう。学習・挨拶・清掃はしっかりできましたか？

10月の校長講話で、思いやりの心を自分たちで育てていくことをお話ししました。例えば、気持ちの良いあいさつ・みんなと一生懸命考える勉強・粘り強く掃除すること・みんなで給食を準備すること・決まりを守ること・友達と仲良く遊ぶ・友達と助け合うなど、いつも当たり前にやっていることを大切に積み上げていくことで、思いやりの心が少しずつ少しずつ大きくなっていきます。

皆さんの中にある「思いやりの心は」育ってきましたか？

さて、皆さんは、このお友達は誰か分かりますか？

このお友達が南小にやってきたのは、南小学校の開校１０周年の記念の年です。今から３２年ほど前のことです。南小学校のシンボルとして作られました。モデルとなっているのも当時の南小のお友達です。「風の詩」という名前がつけられています。

１０周年記念誌には、風の詩の像は、太郎山を静かに見つめ、学校目標の「つよく　ただしく　あたたかく」に向かっている。そしてその心には、未来から吹いてくる風を感じ、大きな夢を描いている。と書かれていました。

皆さんは、この像の姿からどんなことを感じ取りますか？

この像を制作したのは当時南小に勤務されていた先生です。今も９１歳でお元気です。現在も作品作りをして展覧会に出品しているそうです。すごいですよね。

先生に当時の思い出を聞いてみました。この像を造るのに短い時間で大変苦労したこと、図工室で夏休みをかけて作ったこと、台の大きな石もPTAの皆さんと協力して運んできたことなど、たくさんの思い出をお話ししてくださいました。今の南小の子どもたちにメッセージをお願いしたところ、「誠実」に育ってほしいと仰っていました。 

「風の詩」の像はこれからも、皆さんの仲間として大切にしてほしいと思います。そしてもうすぐお正月、皆さんも未来に向かって大きな夢をいだいて下さい。風の詩の像も皆さんを優しく見守ってくれるはずです。

最後に、明日から冬休みとなります。１年の節目となる大切な休みです。自分の2025年を静かに振り返り、新年の誓いと夢を抱いてください。自分にとって良い年を迎えられるように過ごしましょう。良いお年をお迎えください。