2021年4月 8日(木) 命をまもる大事な勉強~避難訓練~

4月8日金曜日。朝から子ども達は大騒ぎでした。「先生、大変!」「先生!事故で人が倒れている!」坂井の信号付近で朝起きたバイクと自動車との接触事故のことをみんな口々に教えてくれました。

 

朝の会で、その事故のことを話題にしました。「バイクに乗っていた人はヘルメットを被っていました。そのヘルメットはみなさんの大切な頭を守ってくれます。そのヘルメットがもしゆるかったら、どうなると思いますか?事故の時にすぐに脱げてしまい、頭を守ってくれません。だから、ヘルメットは頭にぴったりするようにお家の方に調節してもらってください。」と話しました。実際、子ども達のヘルメットはかなり緩い子も多くいました。お家でもう一度お子さんのヘルメットを確認していただき、頭にぴったりとフィットするよう調節をお願いします。

 

この日は2校時に避難訓練があるので、避難訓練の勉強をしました。大事なキーワードは「お・は・し・も」です。「おさない」、「はしらない」、「しゃべらない」、「もどらない」の頭文字を取ったものです。この中で一番子ども達が難しいのが、「しゃべらない」です。先生の指示がみんなに聞こえなくなります。だから、たとえ火事や地震でパニックを起こしても、しゃべらず落ち着いて避難することが大切です。昨日、忍者になって学校探検したように避難できるか、練習してみました。校舎内を非難する際はハンカチなどで口と鼻を覆って早足で移動します。どの子も黙って静かに練習できました。体育館で「前へならえ」の練習もしました。体育館の中で場所を変えて、何回も整列、前へならえの練習を繰り返しました。ばっちり出来たので、教室に戻りました。

 

9時50分、避難訓練本番。「訓練、訓練。図工室より火災発生・・・」というアナウンスがあり、放送を最後まで静かに聞きました。「以上!」の言葉で、赤白帽子を被り、教室の後ろに整列しました。黙って素早く整列できました。その後、ハンカチで口と鼻を覆って、少し低い姿勢になりながら、廊下に出て、昇降口から外に出ました。外は小走りで移動です。学校中で一番早く校庭に整列することができました。

 

避難訓練の最後に消防署の方から講評をいただきましたが、どの学年も黙って素早く避難できたことを褒めてくださいました。学校長のお話もあり、その間校庭に座って話を聞きましたが、誰も手悪さをせず、顔を上げて話を聞いていました。本当の火事の時のように真剣にできました。他の先生方からも「1年生、しっかりできていてすごいですね!」とお褒めの言葉をいただきました。本当にみんなよく頑張りました。100点満点です!

 

「一番大事なのは、みなさん一人ひとりの命だよ」ということを子ども達には話しました。避難訓練を通して、命を守る大事な学習ができました。

 

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