2020年10月 1日(木) ちいちゃんのかげおくり

3年生の国語で、「ちいちゃんのかげおくり」の学習をしました。3年生の子達にとっては、戦争を扱うお話は、初めてだと思います。はじめにこのお話を読み聞かせしたとき、子ども達は、「えっ、ちいちゃん死んじゃったの?」「すごく悲しいお話だった。」と、いつもとは違う雰囲気のお話に驚いていました。

 

授業の中では、教科書に出てくる「防空壕」や「ほしいい」などの説明をしながら、戦争について少し話をしました。初めて知ることも多かったようですが、戦争の恐ろしさをとても感じていていたようでした。子ども達の中では、「ちいちゃんは死んでしまったのか。家族はどうなったのか。」というところが一番気になっていましたが、作品を読み深め、第1場面と第4場面のかげおくりの違いを比べた際に、「第1場面は四人だけど、第4場面はちいちゃん一人。」「お父さんやお母さんの声が空から降ってきたって書いてあるから、お母さん達はもう死んでしまっている。」「体がすうっと透き通って浮かび上がった場面のところでちいちゃんは死んでしまった。」という事をみんなで話し合って考えました。「天国では、家族みんなで幸せに暮らせるかな。」「今は戦争がなくて良かった。」「また戦争が起きたら怖い。」など、このお話を通していろんなことを感じたようでした。

 

お家でも音読の宿題にご協力いただいたので、戦争の話題が出てきたご家庭もあるかと思います。少しずつ子ども達にも戦争についての理解を深めていってもらえたらと思います。

 

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