2021年10月18日(月) 長野市社会見学に行ってきました！！
11月18日（月）に、長野市社会見学に行ってきました。当日は、びっくりするくらい朝は寒かったですが、日中は秋晴れのとてもすごしやすい天気の中、見学をすることができました。
見学のスタートは、長野県立美術館です。今年の4月に新しくオープンした建物なので外観も中もとても近代的できれいで、子ども達はそれだけでまず感動していました。中の絵画も個性的な物が多かったのですが、お気に入りの絵を見つけて題名をメモしたり、「この作者は何を言いたいんだろう。」ということを真剣に考えていました。途中、外の水辺テラスで「霧の彫刻」のショーが始まり、どんどん霧が出てきました。気づいたときには辺り一面真っ白！何も見えないのでみんなパニックになりながらもとても楽しんでいました。ショーが終わった後は、めがねが曇ったり、髪の毛に水滴がついたり、しおりがしわしわになったり・・・と、そんなハプニングもみんなで楽しみました。
次に行ったのは善光寺です。まずは香炉から出る煙を浴びました。みんな「頭が良くなりたい！」と一生懸命頭に煙を掛けていました。そして、内陣へ入り、お坊さんのお話を聞きました。善光寺には１０８本の柱があり、それは人間の煩悩と同じ数で、善光寺に訪れた人の全ての煩悩が消えてほしいという願いがあることや、善光寺の仏様は目に見えない仏様なのだということなどを教えてもらいました。そして、いよいよおかいだんめぐりをしました。今はコロナウィルス感染拡大防止のために足下にライトがあるため、うっすらと足下は見えますが、少し先の物はそれほど見えません。「つぎ、曲がるよ。」「ここに、かぎがあるよ！」と、協力し合いながら、みんな『極楽のお錠前』を見つけることができました。
その後は、みんながお楽しみにしていたお買い物です。グループに分かれ、それぞれお目当ての物を探そうと、いろんなお店を回っていました。中には、少しおまけをして安くしてくれたお店もあったようでお店の人とのやりとりも楽しんだようです。子ども達に何を買ったのかを聞くと、家族やおじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらうために一生懸命お土産を選んだんだなということがすごく伝わってきました。自分の物より家族のことを優先している姿に感心してしまいました。お土産を買う時間をオーバーすることもなく、みんな上手に買い物をすることができました。
昼食は、今回は宿坊で食べました。精進料理はおなかにたまらないかな？ということを心配していたのですが、炊き込みご飯をおかわりすることができたので、足りない子は何杯も何杯もおかわりをし（最高記録は９杯とか！？）、みんなで大きなお釜二つぶんを完食しました。「初めて食べたけど、おいしい！」「肉や魚がないけどおなかがいっぱいになったよ。」「このごまどうふ、もちもちでおいしい！」「今度お家のみんなと来たいな。」と、初めての精進料理をとても楽しんでいました。趣のある宿坊でとてもよい体験ができました。
午後はまず、県庁に行きました。はじめに屋上に上りました。11階まで階段を上って行ったので少し疲れましたが、屋上の景色は素晴らしく、「あれは、善光寺だね。」「テレビ塔、多いね。」「上田より、都会だ。」など、気づいたことをたくさん話していました。その後は議場へ行き、県会議員さんのお話を聞きました。税金の話など少し難しい話もありますが、本物の議場はとても迫力があり、子ども達も真剣に話に聞き入っていました。
最後は、長野地方裁判所です。ここでは、前もって決めておいた役割分担を元に、裁判所の方が用意してくださった台本を使って裁判所ごっこをしました。本物の法廷で、ドラマのようにそれぞれが台詞を言い、子ども達もはりきっていました。最後に判決の場面で、みんなでこの判決は有罪なのか無罪なのかを話し合ったのですが、最後まで、みんな迷いながら判決を出しました。最後に裁判官の方にお話を聞きましたが、裁判官の方もいつも迷いながら判決を決めているそうです。「裁判に答えはない。困って裁判に来ている人がいつもの生活に戻れるように、一生懸命考えて判決を出している。」と話してくれました。このお話に感銘を受けている子もたくさんいました。裁判官が着る法服も全員着せてもらうことができ、とても貴重な体験ができました。
朝早くから、夕方までの長い見学でしたが、子ども達は最後まで疲れを見せることなく、本当によく見て、聞いて、楽しんで学んでいました。集合や見学、食事のマナーも良く、おかげでとてもスムーズに見学を進めることができました。コロナウィルス感染警戒レベルも下がり、予定されていた全ての見学場所を全員で元気に長野市見学に行ってくることができて本当に良かったなと思います。