2021年12月17日(金) 性教育をしました

保健で、「体の成長とわたし」という学習をしました。

 

第1時の「育ちゆくわたしたちの体」では、赤ちゃんの頃からどれくらい手足が大きくなっているのか教科書の写真と比べたり、1年生から4年生までの身長をグラフにまとめて、自分がどれくらい成長したのかを実感したりしました。また、教科書に載っている6歳から15歳までの、6人の男女の子の成長グラフを見て、身長の伸び方や、伸びる時期には個人差があるということを学びました。この学習では、1年生の頃より自分がとても背が伸びてきていることにみんな驚いていました。また、「個人差」という言葉を知り、その意味について納得していたようでした。

 

第2時の「思春期にあらわれる変化」では、子どもから大人へ体の変化があらわれる時期を「思春期」といい、思春期には体つきの変化や変声、発毛などいろいろな変化が出てくることを学びました。そして、女子には「初経」が、男子には「精通」がおこり、これは体が大人の体に近づき、新しい命を生み出すための準備がはじまったしるしなのだということを学びました。この学習のときは、「いよいよこの勉強か~。」「はずかしくても聞かなきゃいけないんだよね。」と、ちょっとはずかしそうにしている子もいましたが、初めて知ることも多かったようで、「え~!」「そうなの!?」「みんなそうなるの!?」と、素直におどろいている子がたくさんいました。この学習でも、体に変化が起き始める時期は人それぞれだということを知り、安心した子もいたようです。感想を読むと、「個人差があるって知って安心した。」「もし変化が出てきたら、恥ずかしがらないでお母さんに相談したい。」「もし、自分だけかなって心配している子がいたら、『大丈夫だよ。』って相談にのってあげたい。」「これから自分の体がどう変わっていくのか楽しみです。」など、みんなとてもよい受け取り方をしてくれたので安心しました。

 

第3時の「よりよく成長するための生活」では、体がよりよく成長するには、適切な運動、バランスのとれた食事、十分な休養・睡眠が大切であるということを学習しました。みんな、「わかってはいるんだけど、ついそうしちゃうんだよね~。」と口々に言っていましたが、「もう少し運動するようにしたい。」「寝る直前までゲーム機を見てるのはやめようと思った。」など、自分の生活を見つめ直せたようでした。

 

今回の性教育を受けて、お家でも反応があったことを懇談会でお話ししてくださった方もいました。これからも子ども達から何か聞いてきたり、体の変化のサインが出てきたりすることがあるかと思います。大人もどう反応したらよいのか難しい面もあると思いますが、温かく寄り添って見守っていただければと思います。

 

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