2021年9月10日(金) 「やまなし」を読んで

国語の授業では、宮沢賢治の有名な作品、『やまなし』を題材に学んでいます。「クラムボン」という謎の言葉が出てくる作品として、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。調べてみると、どうやら40年以上は国語の教科書に掲載され続けているそうです。現在、2回の授業を通して「宮沢賢治は、この作品にどんな思いを込めたのか。」という問いが生まれました。しかし、これについて考えるのはとても難しいです。子どもたちからは、「意味なんかないと思う。」とか、「そんなの、本人じゃないからわからないよ!」とか、「読んでいる人を楽しませるためなんじゃないか。」という意見が出ました。これには正解はありませんし、賢治自身も言及していません。そのため子どもたちには、「作品の中でこういう記述がされているから。」とか、「宮沢賢治はこういう信念を持った人だから。」というような根拠を持って、「『やまなし』にはこういう思いがこめられていると思う。」と、自分の考えを言えるようにしてほしいと思います。

 

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また、『やまなし』に出てくる特徴的なオノマトペの効果を考えるために、Googleのアプリの一つ、「Googleチャット」というものを使ってみました。「空欄に入るオノマトペを入れよ!」というクイズ形式で、アプリを使用しました。今後も、このように子どもたちといっしょに、新しいことに挑戦していこうと思います。

 

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