2021年11月 5日(金) 友情に、性別は関係あるのか?

道徳の時間で、「友情」について考えました。特に、異性の友情についてです。教科書のお話は、幼馴染のAくんとBちゃんが仲良くしている様子を、ほかのクラスメートが冷やかすようになり、それが嫌でA君はBちゃんに冷たく接するようになる、という題材を扱いました。物語の結論としては、Aくんはお互いに仲良くした方が気持ちがいいということに気づきます。しかしそうは言っても、現実の生活では、いろいろな場面で「女子だから話しにくい」とか、「男子だから接しにくい」などの言葉を耳にします。子どもたちの意見の中でも、「性別によって相手と仲良くしにくいということは、よくあることだと思う。」と書いている人もいました。そこで、AくんがBちゃんに冷たく接することの、メリットとデメリットを考えました。

 

一番多く出た意見は、『Bちゃんと話せなくなる』ということでした。子どもたちにとっては、話せなくて気まずくなることが、一番避けたいことのようです。話せなくなるということは、もう相手とコミュニケーションをとることができない、ということになります。こうなれば、相手と一緒に遊ぶことも、相手と共に学ぶこともできなくなってしまいます。そんなデメリットを確認した授業でした。

 

子どもたちは来年から、中学生になります。思春期に入り、自分や相手の性別についても今以上に関心が出てくると思いますが、男女という側面だけでなく、その人自身と向き合えるようにしてほしいと感じました。

 

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