2024年9月 2日(月) 芸術と歴史の旅へ

6年生と松本へ行ってきました。

 

午前中は、セイジ・オザワ 松本フェスティバル~子どものための音楽会~です。

最初に楽器紹介。ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス・フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・ホルン・トランペット・ティンパニ...それぞれに魅力的な音色です。優しい音色、温かい音色、深い音色、軽やかな音色、包み込むような音色、染み入るような音色、踊るような音色、弾むような音色、突き進むような音色...それぞれの音色...。

ベートーヴェン作曲 交響曲第7番 イ長調 作品92 

曲の始まりの息づかいで、一気に引き込まれました。美しく力強い演奏でした。演奏される方の表情が素敵でした。音と音とが幾重にも重なり織りなす生の演奏を聴くことができ、至極の一時でした。

 

午後は松本城の見学です。松本城の美しい姿には毎回見とれます。黒漆塗の下見板と白漆喰の美しさ。城の中に入った子どもたちは「すごい!すごい!」と目を見開き、大感動の様子。急な階段を上っていきました。「これが石落だ」「この窓から銃を撃ったのか」と呟きながら。作戦会議室は全方向に窓があり、風が抜けていきました。古の人々が作戦会議をしていたその部屋に、今自分がいるかと思うと不思議な気持ちになります。通り抜ける風も、いつもの風と違うような気がしました。

過去と現代がある種一つになり、なんだか自分たちが当時の戦国の世の人々と同じ空間にいるような不思議な感覚に陥り、ロマンに満ちた一時を過ごしました。

    

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