2020年12月11日(金) どんぐりで作っていたものは・・・?(おおぞら1組)

秋には、野山や公園にたくさんのどんぐりが落ちています。学校の周りにも、沢山のどんぐりが落ちていました。おおぞら1組で、落ちているどんぐりを山ほど拾ってきました。そして拾ってきたどんぐりの実であるものを作りました。

 
まず、どんぐりの殻を割ります。殻に小さな穴が空いていると、そのほとんどが虫に食われて中の実がありません。なので、良い物だけを選んでいきます。次に、どんぐりは「タンニン」という渋み成分を含んでいるので、中身を水にさらし、アクを抜いていきます。このアク抜きの作業を怠ると良い仕上がりになりません。アクが出ると、水が黄色く濁るので、三回ほど水換えをしてアクを抜きました。次にアクを抜いた実を天日干しにします。この天日干しも重要で、水分が無くなるまで干します。そして、水分が抜けた実をミキサーにかけて砕き、粉状に細かくします。仕上げに粉を熱して、全体的に焼き目がついたら完成です。

 
実は、どんぐりの実を使って「どんぐりコーヒー」を作っていました。どんぐりは一見食べられないように思いますが、古代大昔は、どんぐりが主食として食べられていたそうです。栄養分も豊富で、「アトニック酸」という成分が、体にたまった老廃物を排出するように促してくれるそうです。砕いた粉を小さじ1杯急須に入れて飲んでみました。味はほうじ茶のようなさっぱりとした味で、渋みもしっかり抜けているのでとても美味しく飲めました。飲んだ子は「リスになったみたい」と言っていました。他の子も恐る恐る飲んでみましたが、おいしいとわかると、ゴクゴクと勢いよく飲んでいました。先生方にも飲んでいただき、「おいしい!」と好評でした。

 

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子どもだと、小さじ1杯でおいしく飲めると思います。粉をたくさん入れると、苦みが増し、コーヒーのような味わいになります。先週少しお家に持ち帰ったと思います。子ども達にはどうやって飲んだらいいかお話ししてありますので、お家でもぜひ飲んでみてください。