2020年2月 6日(木) 4年生 ぼくたち・わたしたちの「武石焼」いよいよ制作スタート!!
前回武石焼きのことを教えてくださった村越さんと、武石焼きの工房にお勤めされていた柿島さんご来校いただき「ぼくたち・私たちの武石焼き」をつくり始めました。
まずは土練りのやり方を教えてもらい、体全体を使って土を練ります。思っていたより硬く感じたようで、「腕が筋肉痛になる!」なんて声も聞こえました。
そして、粘土の中の空気を抜くための「菊練り」ですが、こちらは一朝一夕でできる技ではありません。みんな苦労している様子でした。要所要所で村越さんや柿島さんが手を貸してくださり、何とか成形の準備が整いました。
成形は今回「手びねり」といって、丸いお団子状の粘土をひねり上げながら形を作っていくやり方でおちゃわんを作りました。
結構粘土の乾燥が早く、こちらもみんな苦労していました。思ったような形にまでしていくには、柿島さんや村越さんの力も借りました。でもおかげで気に入る形ができたようでした。
子どもたちからは「土を練るのが楽しかった」「成形が思ってたより難しかった」といった声が聞こえました。
ふりかえりのプリントには「成形は楽しかったけど、とても大変な作業だったんだということを知れた」「一つの器を作るのに、こんなに時間がかかって大変なことだとは知らなかった」「久子さんは、もっと大きい作品も残していた。よくあきらめなかったなぁ」など、焼き物づくりや村越久子さんへの思いも深めている感想もあり、体験させてもらってよかったなぁともう感じています。
作業はこれからも続きます。焼いていく途中で割れないといいなぁとだけ願っています。今日は、器の高台を付ける作業です。これから2週間ほどゆっくり乾燥させて、素焼き、そして釉薬をかけて、さらに本焼きと作業は続きます。器ができるのは3月の初旬あたりでしょうか?完成も楽しみですが、その過程も楽しみたいと思います。