2024年10月21日(月) 今月のお花【10月】
今月も、本日の授業参観・PTA講演会に合わせて腰原さんが来校されました。尋ねると、やはり毎月の行事を前もってチェックし、その頃合いを見てお花を選んでくれているのだそうです。ふと「師の背中を見て学ぶ」ということを思い出しました。腰原さんの、しゃんとした姿勢で立ち通し黙々とお花を生ける後ろ姿を見ると、気持ちが引き締まります。ひとつのことを長らく続けていると、その姿が花などの対象物だけではなく、その人そのものの姿に現れるのだと思いました。
さて、今月のお花はローゼル、フォックスフェイス、ケイトウ、ホトトギス、クジャクアスターです。枝に大ぶりのワイン色の実をつけるローゼルは、古代から食用とされている花でもあり、実はお茶に、茎やガクはスープやジャムに使われるそうです。フォックスフェイスはその見た目が「キツネの顔」であることから、花言葉も「いつわりの言葉」「私はあなたを欺きません」です。キツネはいつわりを言い、欺くことから前者がつけられましたが、後者は「これは植物で本物のキツネではないよ」という意味で正反対の花言葉が2つあるようです。見た目はキツネの顔ですが、ナス科の植物です。(そして食べられそうですが、食べられません!)ケイトウは腰原さんのアレンジに時折登場します。見た目の通り「鶏頭」「cooks comb→にわとりのトサカ」の名前がついています。深い赤色のケイトウの花言葉は「愛情」「情愛」です。そして、紫色の斑点がついたお花はホトトギスです。花言葉は「永遠の若さ」です。晩夏から晩秋まで長らく咲き続けることから、この花言葉がついたようです。最後に、クジャクアスター、花弁の細かな小さな白いお花です。花言葉は「可憐」「飾り気のない人」です。
ローゼルは初めて見ました。腰原さん、いつも季節感のあるさまざまなお花をありがとうございます!皆さまも異なる角度から今月のお花をお楽しみください。