2024年3月 8日(金) お宝発見!

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 学期末清掃などでいつもより念入りな片付けや掃除中に、36年前の開校当時に作られた校歌の原本が見つかりました!作詩は、上田小県を代表する芸術家 山本 鼎先生の長男、山本 太郎先生です。覚え書きには「山本先生自筆による歌詞と手紙」とありますが、残念ながら手紙は見つかりませんでした。生徒会誌や記念誌などに載っていた写真でしか見たことがなかった直筆の歌詞に感動です。

 山本先生は、「青春とは、飢えることだ。」とおっしゃっています。「今は何でも望みさえすれば手に入る時代で、いわば自由が余りにもありすぎて、過飽和の時代になっている。従ってみんな精神的に太りすぎ、というかダボダボになっていまってきちっとしまったところが一般的に見られない。中学は大いに生きて弾んで、体を鍛える時代だというふうに僕は思う。中学から年代が上になっていくと、知識を得て様々なステップを踏まれる方がおられると思う。だが、逆に今度は知識に飢える時代でなければならない。すべてに飢える。飢えることを忘れ、飢える精神がなくなったら青春なんてものは、もうそれは、青春なんていえない。」校歌に込めた、山本先生の強いメッセージです。Stay Hungry. スティーブ・ジョブスも言っていますね。

 今年度もあと5日。校歌を全校で校歌をうたう機会は終業式と卒業式、離任式の3回のみとなりました。校歌の中で「青春」は「はる」と読まれ、「♪ 六中 六中 僕らの青春のはじまるところ ♪」と何度もくり返し出てきます。私たちはこの歌詞の意味をきちんと理解して歌うべきだと思います。あと5日、青春を謳歌しましょう!