2025年2月14日(金) 長大生による出前授業~「若者への伝言」

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長野大学から4名の学生さんにお越しいただき、1年生の各クラスで戦争についての出前授業をしていただきました。山浦副学長先生からは、「自分が学んできたことを形に残すこと、それを人に伝えることはとても大切なこと、人に伝わるように話すにはまず自分が話す内容を理解していなければならないから。」「また、どんなタイミングでどのように話すのか、聞いている相手の反応を見ながら「間」をつくるなどの工夫も必要。学生たちはこの出前授業の経験を踏むことで培っている。」というお話がありました。4名の学生たちは、それぞれのキャラクターを活かし、生徒の反応を見ながら話をしてくれました。既に90歳台となっている上田で戦争の悲惨さを体験された人たちの声や、松脂を飛行機の燃料にしようと傷つけられた松の木、焼夷弾を落とされ、全焼した小県蚕業高校(現上田東高校)に今もなお生き残った1本のけやきの木などについて紹介してくれました。「戦争が奪うのは人の命や心だけではなく、植物など私たちの環境も奪ってしまう」という言葉が印象的でした。自分たちよりわずか7,8歳年上のお兄さん、お姉さんが語りかけ、伝えてくれる戦争を通して、生徒たちも何かを感じとってくれたと思います。数年後「自分もこんなことをやってみたい」と思う生徒がでてきてくれたらよいと感じました。

 今回の出前授業の様子は、近日中にUCVで、そして3月にはNHKで放送されます。是非ご覧ください。