2025年9月 1日(月) 地震から身を守るさるのポーズとダンゴムシのポース

地震から身を守るさるのポーズとダンゴムシのポース

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 今日の地震発生を想定した避難訓練で、一番大切なことは地震が発生した時に、命を守る

 ための「さるのポース」や「ダンゴムシのポース」がすぐに取れたかということです。

 震度5以上の揺れでは大人であっても自分の意思で行動することができません。

 大人が「机の下に!」と指示を出したり、大人が子どもを身を呈して守ってあげたり、

 といったことはほぼ不可能だと言っていいでしょう。つまり、子どもであっても

 ​ 大きな揺れが起きた時、自ら判断して瞬時に自分の生命を守らなければなりません。

 机がある時は?【サルのポーズ】

 ~授業中など机がすぐそばにある時に強い揺れに襲われたら?~

 机の下に潜るのが正解です。ただ、いくつかの注意点があります。

 注意点①:体全体が机の中に入らない時は、頭を最優先で守るようにします。

 注意点②:机の下では、両ひざを床につけます。

      体育座りよりもひざを床につけたほうが体が安定します。

 注意点③:机の脚のできるだけ上の方を持ちます。脚を持っていないと机が大きく動き、

      場合によっては飛び跳ねることもあるので非常に危険です。下の方を持つと、

      机が飛び跳ねた時に、机の脚と床の間に手が挟まりけがをすることがあります。

      また、脚が4本ある場合は、斜めに持つと安定感が増します。

 机の中でダンゴムシのポーズはいけません。揺れで机が倒れたり、

 移動してしまったりするでしょう。机があるときは「サルのポーズ」です。 

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 机がない時は?【ダンゴムシのポーズ】

 学校で行われる多くの訓練が、机があることを前提としていますが、

 すぐ側に机がない時にも大地震は発生する可能性があります。

 掃除中、給食の配膳中、休み時間...... すぐ側に机がない時や、掃除中で机が1ヶ所に

 固まっている時など、全員が机の下に潜れない状況は多数存在します。

 この問題を解決するのが「ダンゴムシのポーズ」です。

 ダンゴムシのポーズは、大きな危険にお尻を向け、ひじとひざ、足の甲を床につけます。

 そして、手で水をすくう形にして頭を守ります。

 今日の避難訓練のポイント・評価

 今日の避難訓練のポイントは、地震が起きた後の緊急放送による教頭先生の指示や

 教室にいる担任の先生の指示の前に、机の下に潜り「さるのポース」がとれたか?

 また、その際、机の対角の脚の上をしっかり押さえることができたか?です。

 その後、校庭に避難して、人員点呼することなどは、2の次になるので、

 今回は熱中症防止対策のためにも、校庭への避難は取りやめました。

 このことについて、この後担任の先生と振り返りをしてみましょう。