2025年9月 7日(日) 二十四節気[白露」猛暑であっても秋の虫の声が......

猛暑であっても秋の虫の声 ~近づくと鳴き止むスズムシ...~

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 ようやく居座っていた長い夏が退き始めました。この先もまだまだ30℃超えの予報が

 続くようですが、体が「酷暑モード」になっているせいなのか、少し穏やかに感じます。

 最近、夏が長くなって、春と秋が短くなる「二季化」を心配する声をよく聞きます。

 四季をさらに分け、それぞれに情緒を見いだし、言葉にしてきた日本人にとって変化に

 富む時季が短くなるのは切ないこどです。さて......

 本日は、二十四節気の「白露」。気温が下がって水蒸気が水滴になるころとされています。

 この頃になると、朝晩の草むらからチチチ......リリリ......と虫の声。

 猛暑であっても、これらの虫たちはぐずぐずしていられないのです。

 命をつなげる鳴き声は、日に日に大きく、強くなってきています。

 学校にも虫かごの中に、スズムシがいます。足音も立てずに、スズムシの入っている

 ケースまで近づくと、鳴き止んでしまいます。 ちなみに、スズムシが鳴くのはオスのみ。

 メスを惹きつけるために、2枚の翅(はね)をこすり合わせて音を出しているようです。