2017年12月12日(火) 竣工式での学校長挨拶

 本日、ここに上田市長、母袋創一様、上田市議会議長、土屋陽一様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご参列を賜り、待ちに待った本原小学校、新校舎竣工式を開催していただきましたことを心よりお礼申し上げます。リサイズDSC06180.jpg
 
 明治6年に誕生した育英学校が、同22年に本原尋常小学校となって以来、地域の先輩の方々が学校の建設資金や運営資金を出し合う中で、存続されてきた本原小学校は、開校128年目となる今年、2017年、12月に、3年と数ヶ月という大工事を経て、この度無事に竣工式を迎えることになりました。これも、ひとえにご臨席された皆さまや工事関係者の皆さまの、ご尽力の賜物であると、深く感謝いたしております。

  新校舎は、自然環境にもなじむ平屋建て。勾配に配慮した緩やかな屋根と環境配慮の太陽光パネル。木のぬくもりが感じられる内装。歌声が響く学校をコンセプトに学校の中心に音楽室を配置。また、新校舎の全てのトイレは、ウォシュレット付きで、入れば電気がつき手を出せば水が出る快適さ。各教室ともスイッチ一つで可能となる冷暖房等々。大変に、環境が整った、素晴らしい校舎を建設していただきました。

 工事の着工は、2014年のため、現在の1年生~3年生は、以前あった南校舎を知りません。3年前、南校舎に入学した今の4年生が1年生のとき、2学期から、校庭が使えなくなり、仮校舎の建設が始まりました。明けた春から、仮校舎でのほぼ2年間の生活。その間、古き学舎、南校舎は取り壊され、変わって、この新校舎が建ち、今年の2月、新校舎へと引っ越し。その後は、仮校舎の解体と外構工事。終わったのがつい先日です。
その間、3年と数ヶ月。子どもたちは毎日毎日学校に通い、工事を見つめてきました。そのときそのとき、子どもたちはどんな思いで、工事を見続けてきたのでしょうか。

 3年生の夏以来、6年生は、自由に校庭を使えるようになりました。卒業を前に、校庭で思い切り遊んでもらえることは、私たち教職員にとっても大きな喜びであります。

 子どもたちにとって、私たち教職員にとって、そして、地域、原の郷の方々にとって、待ちに待った新校舎の完成、工事の終了、そして、本日の竣工式です。それだけに、この竣工式はとてもうれしく、関係者の皆様、お一人お一人に感謝の気持ちで一杯であります。

 今後、この立派な新校舎に恥じることの無いよう、本校の校章の意味するところである、「花のように美しい心を持って、四方八方に伸びていく子ども」の育成に尽力し、上田市や世界での貢献、活躍につなげていけるよう、保護者・地域の皆様と手を携え、誠意努力して参る所存でございます。

 終わりに、本日ご多忙の中お集まりいただきました、ご来賓の皆様、地域の皆様、工事関係者の皆様、教育関係の皆様に厚く感謝申し上げまして、式辞といたいします。本日は誠にありがとうございました。

                                                                            平成29年12月12日 本原小学校長 浅原 昭久