2025年7月16日(水) 本年度の重点1 地域から学ぶ
最初は、左のように小さかった 白いものが
子どもたちの力で、
右のように すくすくと、太く大きくなりました。
全ての子どもたちが、この白いものを「可愛い」と思っているとは思いませんが、
なんとかしてこの白い生き物を育てようと、あれこれと工夫し、試行錯誤している様子が見て取れました。
試行錯誤ですから、中には死んでしまうものもいます。
思い通りにいかない。
うまくいかない...
これはとても大切な体験であり、学習です。
本年度から本校では、この塩尻地区の地域、子どもたちが育つこの郷土を理解し、愛し、誇りが持てることを願って、「地域学習」に力を入れています。
そして、塩尻地区と言えば「蚕種」!ですので、いくつかの学年では、とりあえず、お蚕さんを飼ってみているのです。
その中の2年生に対して、地域の方が
「蚕がうまく育たないで子どもたちが困っているなら」
と、率先してお話に来てくれたのです。
小学2年生にとっては、かなり難しい単語が飛び交っている~とも思いましたが、
「じゃー、もう繭はできないってこと?」
「蚕の病気は、治せないんだ。」
「吊るす部屋ってどーゆーこと。」
と、耳に届いた情報に対して、口々に遠慮なく質問と言いますか、感想と言いますか、を、発していました。
本気で対象と接すれば接するほど、
地域のモノから、ヒトから
積極的に、興味を持って学ぶのだなぁ、と感じました。
天気の良い日も悪い日も、どんどん友だちと地域に出かけて、
あれこれ触っていじって
発見や気づきを大切にしてほしいです。