2014年4月 8日(火) 学校運営の方針
緑したたる虚空蔵山を背に H26.5.14
塩尻小学校は明治6(1873)年に前身となる塩尻学校・惟明学校として産声を上げ、分離や統合をしながら明治42(1909)年4月18日に、現在地に新校舎を建て統合開校しました。その年、「新築落成式の歌」が作詞を長野師範学校教諭の浅井洌先生(信濃の国作詞者)、作曲を上田高等女学校教諭の依田辨之助先生に依頼し、作られました。明治42年から数え、平成21(2009)年には100周年(136周年)を迎えました。
現在でも、毎年4月18日には開校記念集会が催され、当時の「新築落成式の歌」を「開校記念日の歌」として全校児童で百有余年にわたって大切に歌い継いでいます。
このような豊かな自然・経済・文化のうえにたって先人が積み上げてきた塩尻教育を、私たちは継承して前進していきたいと願っています。
教育を取り巻く環境は、景気の低迷や情報化、少子高齢化、国際化等の社会の変化に伴い、ますます複雑でしかも多様化してきている。このような中で、基礎基本を身につけ、自ら学び自ら考える「生きる力」を培うことが求められています。
昭和39年度(現地開校55周年)には、校歌と校章が制定されました。モイワナズナが厳しい自然条件のもと根を張って育っていくような「たくましい子ども達に」、また、蛍を集めその下で学んだ晋の車胤のように「自ら求めて学び励む子ども達に」という校章に寄せる地域の熱い期待にこたえたいと考えます。
私たちはこれらをしっかり受けとめ、家庭・学校・地域のが一つになって、心豊かで創造力に満ちた、自己をも他をも切り拓いていくことのできるたくましい子どもたちの育成を目指して以下の学校目標を継承していきます。
学校教育目標
思いやリと知恵とねばりとじょうぶなからだ
学校目標
- 思いやりのある子ども(思いやり)
- じょうぶな子ども(じょうぶ)
- よく考える子ども (知恵)
- 最後までやりぬく子ども(ねばり)
努力目標
- 礼儀正しく、思いやりある子どもになろう。
- 健康でじょうぶな心身を作ろう。
- 進んで課題にとりくみ、自分の考えをはっきり言える子どもになろう。
- 本気で仕事にとりくみ、ねばり強くやりぬく子どもになろう。
この学校目標具現のために、本校職員は同僚性(同僚との関係)を高め、自由闊達、緊張感を持ち、向学の気風を広め、子どもたちが生き生きと学校生活をおくれるように努力します。
子どもたちにとって学校は、温かい人間関係で結ばれ、自己実現の喜びが味わえる場でなければなりません。学校の主人公は、子どもたちです。
また、教育の目的が心を耕し、知恵を磨く営みであるとするならば、子どもたちのために、互いに認め合い、一人ひとりが自分の考えや思いを確かに伝え合い、粘り強く追究することができる学習環境を整えることが、私たちの責務と考えます。
今までやや内気な子どもたちと見られていた塩尻小学校の子どもたちが自分を表現できる場や周りからの応援があると生き生きと表現できることから、 特に、今年は「書く」「話す」表現力を友達と支え合う中で伸ばしていきたいと考えています。