2024年2月22日(木) 継承者

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長野大学社会福祉学部 山浦教授ゼミ生による出前授業 「若者たちへの伝言」継承活動が行われました。

1年生の各クラスに学生さんたちが入ってくれ、これまでに自身がインタビューしてきた戦没者遺族の方、戦争体験者の皆さまの実話を伝えてくれました。「なぜ上田が空襲にあい、狙われなければならなかったのか」「戦地で亡くなった友人たちの小指を日本に持ち帰り、遺族に届けて回った」など、問いを入れながら真実を語り継いでくださいました。聞いていた1年生も真剣に考え、疑問点を挙げるなどのやりとりもあり、時間があっという間に過ぎました。

本日は「学生が実際に授業をしているところ、それを聞く中学生の姿を見たい」と、上田市戦没者遺族会の皆さまも参観に来られました。ゼミを主催している山浦先生からは、「学生たちも空襲体験者の皆さまにインタビューをすることや出前授業をすることを通して、人前で話すことや聞いてもらう工夫ができるようになってきている。この活動を通して自分自身に自信をもち、成長している姿が見られる。そして来年もこの活動を続けたいと言ってきてくれた。」ということをお話してくださいました。出前授業をしてくれた学生さんたちのアイデンティティとなり、自分たちの世代やもっと若い世代に二度と戦争を経験させるべきではないという強いメッセージとなって1年生に届けられました。今回のお話を聴いたからには、六中生も継承者の一人となり、自分が聞いた話をより多くの人に語り継いでいってくれるとよいです。