2025年12月18日(木) お宝発見

事務の先生方が書庫を整理してくださいました。その中で上のようなお宝が出てきました。これは、校歌の作詞者である山本太郎先生が、初代校長先生 中澤仁一郎先生に宛てた校歌についての書簡です。山本先生は上田が誇る芸術家、山本 鼎先生のご子息であり、作曲家の中田喜直先生は「ちいさい秋みつけた」や「めだかの学校」などの作曲でも有名な方です。
「残暑が続きます。校歌、どうにかまとまりましたのでおとどけします。中田喜直さんには、そちらからお送りください。「みすずかる 信濃」は、些か古風かと思いましたが、各連に共通の部分として、協調感を出す心づもりです。一番が「創」、二番が「和」、三番が「敬」(*この字は入っていないけれど)のつもりであります。地名は千曲川辺りをよみこみました。 山本 生 中澤先生」
追伸 尚、近頃は女子の話にも「僕」という言葉が多く登場しますので、「われら」とはしませんでした。
山本先生が学校教育目標「敬 和 創」に込められた意味を解釈し、その魂を言葉にしてくださったことが分かりました。「敬」は校歌の中では「智恵の実をはぐくみ育て」という言葉で表現されています。これから校内では、毎年のプロジェクト会議が立ち上がり、学校のグランドデザインや教育活動を再考し、更新していく時期となりました。改めて校歌の歌詞からヒントをもらい、この六中で生徒一人ひとりが生き生きとして学校生活を送ることができるような仕組みを考えていきたいと思います。
